ロン・ハワード監督とオールデン・エアエンライク

 映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のメガホンをとったロン・ハワード監督(64)と、映画で主演を務めたオールデン・エアエンライク(28)が12日、都内でおこなわれたジャパンプレミア・イベントに登場、ハン・ソロというキャラクターの本質や、シリーズ本編でハン・ソロを演じたハリソン・フォードとのエピソードなどを語った。またこの日は、ハン・ソロの親友であるチューバッカ(190)と、お笑いコンビ・ミキの昴生(32)亜生(29)、俳優で歌手の及川光博(48)もゲストとして登場した。

オールデン・エアエンライク

 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『スターウォーズ』シリーズの最新作で、シリーズのメインキャラクターの一人、ハン・ソロの知られざる過去を描いたストーリー。『エピソード4/新たなる希望』で無二の相棒チューバッカと共に初めて登場する前、ルークやレイアと出会う前の経緯を描く。

 今回の映画の大きなテーマであるハン・ソロという人物について、ハワード監督は「僕は(彼の)逆説的なところがすごく好き。そういう部分があるからこそ人間的だし、すごくユーモアに溢れたキャラクターだと思うんだ」と自身の感じる根本的な魅力を語る。

 一方、エアエンライクは「子供の頃、僕はカウボーイ的な威勢の良さなんかがとても好きだった。だけど実際に自分が演じることでこのハン・ソロという人物と一緒に時間を過ごしていて、彼はとても人間的な男であるということがすごく魅力的だと感じた」と役を演じた中で、ハワード監督に近い印象を共有したことを明かした。

ロン・ハワード監督

 さらに今回撮影に際して、本編のシリーズでハン・ソロを演じたハリソン・フォードとも話をしたことを明かし、ハン・ソロの精神、スピリットについて二つの秘密があり、一つ目には「(彼は)自信がいつもあるわけでもないけど、自信が無くても、有る振りをする」ということ、もう一つは「自分がハン・ソロを演じるずっと前に、ジョージ・ルーカスが生んだキャラクターである」という話を聞いたことを告白。そしてフォードより「今回はオールデンが、自分なりのハン・ソロを演じるよう背中を押してほしいと言われた」と、助言を受けたことを明かした。

 またエアエンライクもフォードと対面したときのエピソードを告白。ロサンゼルスでインタビューを受けた際に、ちょうどフォードについて聞かれたときに、背後から突然フォード本人が現れるという“ドッキリ”に遭遇したことがあったことを明かし「数年振りにお会いすることが出来た。また彼が温かい言葉をくれて、それは(このプロジェクトに)携わったみんなにとって、大切で重要な意味を持つものになった。またハリソン、は2度この作品を見て気に入ってくれて、とても温かく嬉しい言葉を沢山くれた。とても光栄に思うし、気分としては最高だよ!」とフォードとの最高の思い出を回想していた。

 また最後に、今回初来日となったエアエンライクは、日本へ向けてのメッセージとして「ニッポン、ダイスキ!」と力強くコメント、その答えにこの日来場した観客は、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』のクライマックスシーンでハン・ソロがヒロイン・レイア姫とのしばしの別れとなる直前に投げかけたという有名なセリフ「I know!」を一同そろって返答、ハワード監督、エアエンラインともに大喜びの表情を浮かべていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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