一人ひとりが“SHINY LADY”に、TPD 新体制未来への第一歩
INTERVIEW

一人ひとりが“SHINY LADY”に、TPD 新体制未来への第一歩


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年06月02日

読了時間:約11分

 新生・東京パフォーマンスドール(TPD)が6月6日に、通算7枚目となるシングル「Shapeless」をリリースする。4月19日の『ダンスサミット2018 ~Wanna be SHINY LADY~』をもって、昨年から活動休止していた小林晏夕、派生ユニット「ぐーちょきぱー」でも活動していた飯田桜子、神宮沙紀の3人が卒業し、新たに6人としてのTPDがスタート。9人の頃のエネルギーをそのままに、「一人ひとりがSHINY LADYになれるように」と6人でも魅せられるように個性を磨いている真っ只中だ。そんな6人に現在の気持ちを聞くと共に、新曲「Shapeless」にちなんで各々が思う「形のないもの」や、未来への第一歩と話す5周年ライブ『The 5th Anniversary ダンスサミット』について話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=冨田味我】

6人編成での不安とは

高嶋菜七(撮影=冨田味我)

――4月19日のライブ『ダンスサミット2018 ~Wanna be SHINY LADY~』を改めて振り返っていかがですか?

高嶋菜七 あの日は「現体制のメンバーでやるのは最後だな」と思いながら、一曲一曲噛みしめながら歌って踊っていました。曲をやる毎に当時の思い出が巡ってきて、それを経ての今なので強くなったと思いますし、今の6人で頑張って行こうという気持ちになっています。

――3人が卒業されるとあって、セットリストは悩みましたか?

橘二葉 シングル曲は全部入れたいというのと、思い出の強い曲は入れようという感じで決めていきました。

――アンコール最後の曲は「The Perfect Day」でしたね。

橘二葉 普通のワンマンではなかなか歌わないレアな曲で。

高嶋菜七 「The Perfect Day」はファンのみんなからも絶大な人気を得ている曲のひとつです。自分達の初心に戻れる曲でもあるので、私達は何かの節目に「The Perfect Day」を歌うことがあります。それもあって最後はやっぱりこの曲かなと。

――初期からの想いが詰まった曲なんですね。6人になってこれから期待したいことや不安などはありますか?

脇あかり 今まで9人ということで人数も多かったので、人数を生かしたダンスフォーメーションで強さを見せるというパフォーマンスを魅せてきました。その人数による力強さをこの6人で表現していけるのかという不安は正直あります。個々のパフォーマンスが今までよりも目立つと思うので、今まで以上に力を入れていかないといけないなと思っています。

――つい最近も6人でライブをやっているんですよね。

脇あかり 対バンやリリースイベントは既に6人でスタートしています。

――過去の曲とか大きく変わったりしますか?

浜崎香帆 今、全曲変えている真っ只中なんです。

――曲数も多いので大変だと思います。橘さんはこれから頑張っていきたいところは?

橘二葉 6月3日に日本橋三井ホールで、6人体制になって初めてのワンマンライブ『The 5th Anniversary ダンスサミット』をおこなうので、それに向けてモチベーションを高めています。3人が卒業して寂しい気持ちも最初はあったんですけど、将来のことや新体制になってからの見せ方、それらへの意識を高めようと6人で話合って意思を固めたので、大丈夫という気持ちはあります。

脇あかり 卒業ということに対して、最初は悔しい気持ちもあったし、9人でやってきたから9人で夢を叶えたいという気持ちもあったんですけど、もうこの6人でやるしかないという前向きな気持ちなので、結成5周年に向けても感謝の気持ちを込めて、これから先のTPDが見せられるライブに一つひとつできたらと思います。

櫻井紗季 6人になってパフォーマンスにおいてのフォーメーションがどこから見ても全員が見えるようになったと思います。そこに関しては以前より一人ひとりを見てもらえるようになったのかなと思いますし、だからこそそれぞれの役割が凄く大事だなと思うので、そういうのを見つけ出して、よりどんどん一人ひとりが前に出て行ったら6人の東京パフォーマンスドールが強くなるんじゃないかなと思うので、そこを未来に繋げていきたいと思います。

――人数が減った分、個々の存在感が重要になって来るわけですね。「ぐーちょきぱー」は解散?

上西星来(撮影=冨田味我)

櫻井紗季 そうですね…。でも曲が好評を頂いていてもったいないなと感じています。TPDでも曲はやれたらとは思っています。まだ全然どうなるかはわからないんですけど。

――私も引き継いで欲しい希望はあります。上西さんは不安はありますか。

上西星来 不安なのは、まだこの6人メンバーだけで配信番組などもやったことがなくて…。トークのときも今まで9人で出来ていたことが、6人になってどうなるのだろうという不安はあります。

――6人になって、ダンスで見せるのが大変になった曲はありますか?

櫻井紗季 まだやってないんですけど、「TIME」はどうなるんだろうと。

――けっこう入り組んだフォーメーションのダンスですよね。

浜崎香帆 そうなんです。人気曲だしこれからもやっていきたいので、これからダンスを詰めていき、いつか披露できれば良いなと思います。

――6人バージョン楽しみにしています。現体制になってからのテーマなどはありますか?

高嶋菜七 「個性」です。一人ひとりの個性をもっと強く打ち出していくというのが今の私達のテーマです。

――個性を磨くために何かやっていることはありますか?

橘二葉 私はあまり意識しないことです。考えすぎたらよくわからなくなってしまうので。あまり考えずにフィーリングを大切にしていきたいと思っています。自分が思ったことを素直にみなさんに伝えていくという。パフォーマンスの部分で個性を届けていきたいです。

浜崎香帆 与えられた仕事を極めるということじゃないでしょうか。星来はNHKの俳句番組『俳句さく咲く!』に出演していることもあって俳句だったりとか。個々での活動もこれからは大切にしていってTPDに還元できたらと思います。

高嶋菜七 あとみんな自然体、フィーリングだよね(笑)。それを大事にしながら個性を伸ばしていきたいです。

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