歌手の平井堅(46)が30日、山田孝之と長澤まさみのW主演映画『50回目のファーストキス』(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給、6月1日全国公開)の完成披露試写会に出席した。

 映画は、ハワイ・オアフ島を舞台に、事故による後遺症で新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害を抱える瑠衣(長澤まさみ)と、彼女に一目惚れした元プレイボーイのツアーコーディネイター大輔(山田孝之)との恋を描いた。

 映画で主題歌「トドカナイカラ」を歌う平井は、生中継でスクリーンに登場。会場の近くにいることから、福田雄一監督から来るよう誘われると「今からタクシーで向かいます」と、数分も待たずに舞台に登場。実は舞台裏に待機していたというサプライズ。場内からは大歓声が挙がるとともに、山田や長澤も驚いた表情を見せた。

平井堅の登場に驚く長澤まさみ、山田孝之(撮影=木村陽仁)

 その平井は、この日登壇していた佐藤二朗とは先日、東京駅で遭遇したようで「先日、東京駅でお会いしました。声を掛けて下さいまして有難うございます」と挨拶。更に太賀とも舞台などで遭遇しているという。そうした遭遇者が多い中、山田とも過去に、スペイン料理店で遭遇したことがあるという。山田は当時を「僕も結構(顔が)濃いと言われるんですけど、平井さんも濃い。濃い二人がスペイン料理のお店にいるという。凄く面白かった」と振り返えると、平井も「(一人で飲んでいたという山田に)僕の友達が酔っぱらって声をかけっちゃって」と詫びた。

 そんな平井は今回の主題歌を「ストーリーが美しいので、どうしようか本当に悩んだんですけど」と前置きをしたうえで、物語の世界観に寄り添うように「幸せなところとその背中合わせになる壊れやすいものを書きました」と語った。

 平井に主題歌を書いてもらったことに、山田は「本当は普通だったら素直に喜べるんですけど、福田組なので…。なかなかチャンスがないので1回損した気分です。人生のチャンスをここで使っちゃうのかと」と苦笑い。

 一方、長澤。語り始める前に平井から「正直に言っていいですよ。良くなったとか」と念を押さえると「そういうことはありませんが、こういう作品が好きじゃないかなって」と平井の好みであることを察すると平井は「本当に運命的なものを感じました」と語った。

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