濃かった3年間、ときめき宣伝部 実りを迎えた「ときおとめ」
INTERVIEW

濃かった3年間、ときめき宣伝部 実りを迎えた「ときおとめ」


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年04月17日

読了時間:約19分

成長を感じられた日本青年館公演

――そのライブですが、今回のアルバムに収録されている、昨年12月24日の日本青年館での『クリスマスパーティーvol.3』では、メンバーの成長が感じられたと反響が大きかったようですが。

辻野かなみ あのライブは前日まで、通しのリハーサルが出来たんですよ。リハーサルの時間がたっぷりあったので自信が付いてきた状態で本番に臨めたことが大きかったのかなと思います。あと、楽しくいろいろな国をまわりながらクリスマスのシチュエーションを楽しむコンセプトも良かったかもしれません。

 そうそう、ダブルアンコール! 私達のなかでも「アンコールがあったらいいな」と思っていたけど、まさかのダブルアンコール。皆さんが求めて下さって、アンコールまでは「もし来たら…」ということである程度は曲を用意していたけど、ダブルアンコールは予想もしていなかったから、その場で「ガンバ!!」がいいとスタッフさんにお願いして。嬉しさもあっての最後のダブルアンコール。だからその時の「ガンバ!!」は印象的で、今もあの場面は目に心に焼き付いていて、ファンの方と今まで一番一つになれた空間だったんじゃないかなと思います。

坂井仁香

――骨折乗り越えたんですよね?

辻野かなみ 乗り越えました!

――コップを落として折ったとか…。

辻野かなみ そうなんですよ!(笑)

坂井仁香 青年館ではオープニングの映像があって、サンタさんがけがをしちゃったから、私達が代わりに世界中にプレゼントを届けに行こうというコンセプトで。そのサンタさんも、足の小指にコップを落として、けがをしちゃったから…というのが使われていて。

辻野かなみ 私の実体験をその場で笑いに変えてくれるとは思わなかったので、すごく励まされてました。嬉しかったです! でも気を付けてください。コップは危険です(笑)。

――そもそもコップを足に落とすことはないですからね(笑)そのダブルアンコールに選んだ「ガンバ!!」はメジャーデビュー曲ともあって特別ですか?

坂井仁香 特別です。その時もだし、今も、自分達の気持ちとリンクしていて、この先もこの曲とはリンクし続けるんだろうなと思えるぐらい私達の想いが込められた歌詞でもあるので、大切な曲です。

――“サラとばんび”は途中から入られたわけですけど、二人にとって「ガンバ!!」は?

小高サラ 「ガンバ!!」の振り落としをばんびと2人で(正式加入するまで)、ダンスの先生に凄く教えてもらったんです。その時に、教えてもらったことをしっかりと吸収して踊った時に先生が泣いてくれて。私も踊っている時に涙が出てきて。人に伝えるために多くを学んで。そういう思い出が詰まった私達にとっても大事な曲です。ただ踊っているとかではなくて、歌やダンスが上手い下手とかではなくて、途中加入だから最初のレコーディングには参加していないとか、そういうのは全部関係なくて、人に伝えるためには思う気持ち。歌詞のことを考えて踊る、パフォーマンスをすることが大事なんだよということを教えてもらった曲です。

藤本ばんび 私は…わたくしは…。加入する前からもともと「とき宣」が好きだったので、ミュージックビデオとか、曲とかを聴いていたんですけど、その後に「ガンバ!!」が発表されて、凄く元気がもらえる曲だなと思って、格好良くて良い曲だなと思っていて。それで加入して歌う立場になったら、最初に聴いていた印象と全く違って、歌うと聴くとではなこんなに違うんだと。感じることも違うし、熱も違う。聴くと元気が出るけど、歌っても元気が出る。どちらの立場でも元気がもらえるけど、また違うなって。私にとっては1回1回のパフォーマンスでも変わらず熱が入るし、本当に気持ちが入る曲です。

――こうして聞くと「伝える」ということを凄く大事にされているんだなと感じます。歌詞の意味をちゃんと落とし込んでいますし。

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