超ときめき宣伝部「名前に負けないように全力で」新体制で目指す新たな夢
INTERVIEW

超ときめき宣伝部


記者:小池直也

撮影:

掲載:20年08月21日

読了時間:約8分

 6人組アイドルグループの超ときめき□宣伝部が26日、ニューシングル「トゥモロー最強説!!」をリリース。新メンバー菅田愛貴が加入。4月からときめき□宣伝部改め、「超ときめき□宣伝部」に改名と大きな変化を経ての勝負作は、彼女たちらしいキュートかつ力強い楽曲となった。インタビューでは制作エピソードや新体制での目標など6人に話を聞いた。(※□は白抜きハートマーク)【取材=小池直也/撮影=村上順一】

絶対に反対するつもりでした

――配信で改名を発表されましたが、新しい名前は気に入りました?

辻野かなみ 最初は「ときめき□宣伝部」に思い入れがあった分、不安を感じました。でも「超ときめき□宣伝部」と聞いて、思わず全員で笑っちゃいましたね(笑)。ファンのみなさんも自分の名前に「超」を付けたり、楽しく盛り上げてくださってよかったです。

辻野かなみ

坂井仁香 まったく別の名前だったら、という不安はありました。もし、そうだったら絶対に反対するつもりでしたよ(笑)。(菅田)愛貴ちゃんが入ってきたタイミングで超が付いたからこそ、名前に負けないように全力でやらないと。

――菅田さん、新メンバーとして加入した今の心境はいかがですか。

菅田愛貴 小学2年生の時に「アイドルになりたい」という夢があって、衣装を自分で作ったりしていたんですよ。今でも気持ちは残っていて新メンバーに選ばれた時は、本当に嬉しかったです。はじめてのインタビューはやっぱり緊張しましたが、メンバーのみなさんが言ったことを拾ってくれるので、今は楽しんでます(笑)。

吉川ひより 愛貴ちゃんはすでにスタッフさんの信頼も勝ち取っていて「良い子だから」と言われています(笑)。隣にいるだけでオーラがあるので、宣伝部員さんもすぐに慣れてくれるんじゃないかな。何にも心配してないので、そのまま真っすぐ突き進んでほしいなって思います。

小泉遥香 初めて会ったのはスターダスト主催のライブイベントでした。その後のイベントでも一緒になったりもしていたのですが、メンバーとして一緒に活動していくとは驚きでした。愛貴ちゃんは可愛いし、とき宣に新たな光を灯してくれると期待です。これからの活動とファンのみなさんの反応が楽しみ。

小泉遥香

菅田愛貴 とき宣のパフォーマンスは「ずっと笑顔でキラキラと発光している姿がすごい」という印象を持ちました。そこからグループのYouTube動画を観ていくうちに「いいなー! 楽しそうだな!」と。不安も少しありますが、考えすぎないで頑張っていきたいです。

――菅田さんの前に新加入した杏さんは、先輩として何かアドバイスなどありますか。

杏ジュリア 私は入った当初、人見知りでした。壁を作っている感じで、レッスンの時もみんなと話せなかったんです。でも、愛貴ちゃんは最初からニコニコ話しかけるし、振りを覚えるのも早い。振り入れって事前に予習してこないと時間内に終わらないんですけど、わからないところを見てもらうだけの状態ですごいなって思いました。

菅田愛貴 ジュリアちゃんは振りがきれいなんですよ。あとひとかちゃんも真剣に教えてくれました。

坂井仁香 「歌をリズム感を出して」とか「ここの振りが少し違うよ」とかは私が言ったりしますけど、怖くはないですよ(笑)。愛貴ちゃんは礼儀が正しくて、細かく挨拶をしてくれるので他のメンバーと「見習おう」と話しているんですよ。

文字通り“最強”な曲

超ときめき宣伝部

――新作「トゥモロー最強説!!」は、また面白いタイトルのシングルです。冒頭の<いっせーのーで!>はどなたが担当されているんですか?

辻野かなみ 私です。その後にも響く重要なポイントなので元気よく声を出しています。このパートは全員が録音していて、たまたま私の声が採用されたんですよ。この曲は落ち込んでいる時も「そんなことでくじけず、前を向いて頑張ろう!」となるようなポジティブソング。愛貴ちゃんの声が入る初の曲なのですが、出来上がりを聴いた時に「とてもフレッシュになった!」と驚きました(笑)。グループの活動がずっと同じではなく、良い意味で変化があるととき宣のいろんな一面をお見せできるので皆さんも楽しみにしていてください!

菅田愛貴 このシングルのために全部で4回レコーディングしました。最初は緊張で固い感じでしたが、最終的には楽しくできたと思います。

菅田愛貴

坂井仁香 今までも前向きで「明日も頑張ろう!」という様な曲が多かったですが、よりそれが強い曲です。メロディを付けなくてもハッピーになれちゃう歌詞だし、ドラムなどの演奏も勢いがある。<ゴーゴートゥモロー>の部分はグループの5周年にもかけてるので、そこも気に入ってます。みんなで一緒にできる振りも多くて、文字通り“最強”だなって。「超」が付いた私たちにぴったり。

坂井仁香

――カップリングには「恋のジャッカル」が収録されていますね。

吉川ひより 最初に聴いた時はリズムが早いので「ヤバい、口が回らない」となりました。レコーディングでも回ってなかったかもしれないんですけど(笑)。あと「ジャッカル」って意味がわからなくて、調べてたら動物が出てきて「わ、なんだこの動物は!」ってなりました(笑)。音楽的には少し強いけど、歌詞は女の子らしい感じでマッチしてると思います。ラグビーに引っかけた内容で時代とも合っているし、日本戦でぜひ流してほしいですね。

――ちなみに吉川さんが「恋のジャッカルっぽい」と思うメンバーは誰でしょう。

吉川ひより ひとちゃん(坂井)です。彼女は格好良いんですよ。女の色気というか、武器を持っている(笑)。ライブでも一番熱いし、格好良く決めるところは絶対に決めますから。私は苦手ですが、彼女はラグビーみたいに決めてくれるはず。

坂井仁香 たしかに自分でもそんな気はする(笑)。ライブは女の子らしくないかもれない。この曲の落ちサビ部分は、レコーディング前から絶対に歌いたいと思っていて。今回は運よく歌わせてもらえることになったので、目の前の人を落とすつもりで歌うつもりです。

――同じくカップリングの「いちず色のベンチ」は疾走感のある質感に仕上がっていますね。

坂井仁香 「いちず色」で検索したら意外とデニムっぽい色でした。

辻野かなみ 私は水色っぽいイメージがあったよ。歌詞の主人公ふたりは両想いなんですけど、何かがきっかけで別れちゃったんだろうなと思っています。それから昔のことを思い出して、それがあふれてくる感じ。あとは後半のおはる(小泉)と、ひよりん(吉川)の掛け合いによって歌のストーリーが完成しているような気がするので、そこを聴いてほしいです。

小泉遥香 この曲は今作のなかで私の推しなんです。タイトルもいいし、ちょっと切ない夕焼けを連想させるのがいいなって。恋してるわけじゃないですけど、失恋ソングに感情移入しやすいんです(笑)。作曲したジンツチハシさんは、これまで私たちの「初恋サイクリング」や「青春ハートシェイカー」も担当してくださってます。ジンツチハシさんの恋愛ソングは個人的に永リピ(永遠にリピート)してしまうくらい好きです。

グループとしても個人としても飛躍の1年に

――もう1曲「わたし、ナンバーワンガール!」はなかなか強さを感じる楽曲になっていますね。

杏ジュリア 「トゥモロー最強説!!」とはまた違った勝負心が湧いてくる曲だと思います。タイトルからしてパワーを感じますね。私は自分のことを「ナンバーワンガール」とは言えないですけど、ひとちゃんは言えそう(笑)。

杏ジュリア

坂井仁香 言えますよ。<私がナンバーワン>というパートもどうしても歌いたかったし、納得のいくまで何回も録り直しました。おはる(小泉)が歌っている部分も好きなんですけどね。

小泉遥香 私は「みんな一番」でいい派です(笑)。

――前々作「ときめき□宣伝部のVICTORY STORY/青春ハートシェイカー」がオリコンデイリー3位、前作「恋のシェイプアップ」は2位ということで今回は1位を狙いたいところですよね。

坂井仁香 こうきたら、次は1位しかないです。ナンバーワン!

――みなさんはYouTubeチャンネルでの配信も活発におこなっていて、オンラインサイン会もユニークな試みですね。ちなみに小泉さんの推しYouTuberはいます?

小泉遥香 とき宣のみんなでよく見ているのは「ヴァンゆんチャンネル」ですね。

辻野かなみ 男女のコンビなんですけど、ハンバーグを作ったりとか色々なことにチャレンジするんですよ。観ていて楽しいんです。

吉川ひより もしコラボできたら、とき宣の知名度が爆上がりですよ(笑)。

吉川ひより

――最後に、今後の目標を聞かせてください。

坂井仁香 グループとしても活動しつつ、個人としても動けたらいいですね。私は今年10代最後の年なので、今のうちに色々と挑戦したいと思っています。グループでも個人でも、私の成長をファンの方々は喜んでくれると思うので。20歳になったら深夜のラジオとかも出てみたいな。

辻野かなみ 色々なことに挑戦したい、という気持ちは私にもあります。やったことのないことの方が多いから、何でもやってみて身につくことがひとつでもあればいいなって。

吉川ひより 私は1日でも早くみんなで日本武道館のステージに立ちたいなと思ってます。頑張ります!

(おわり)

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