元℃-uteの鈴木愛理(23)が4月9日・10日に、Zepp Tokyoでソロライブ『鈴木愛理 1st LIVE ~Do me a favor @ Zepp Tokyo~』を開催。10日のステージを前に公開リハーサルを実施し、囲み取材に応じ、ソロ活動開始までの経緯や、現在の心境などを語った。

ソロ活動への準備、心境の変化

鈴木愛理、リハーサルの模様

 6月6日にはソロデビューアルバム『Do me a favor』をリリースする予定となっている鈴木。今回のライブはそのリリースに先駆けたもの。4月23日から29日にかけては、ダンススタイルのライブ全12公演を東京・COTTON CLUBで開催、今回はバンドを従えたスタイルのライブを9日・10日に東京・Zepp Tokyo、16日に大阪・なんばHatchで開催。

 鈴木は、℃-ute解散後のソロデビューまでの約10カ月の準備期間には、楽曲作りからライブの演出など、全ての工程の打ち合わせにも参加していたことを明かしながら「本当に自分がやりたいと思っていたことが、実現化されてきているという感じで、グループのときとは違った『音楽を作る』という楽しさを日々感じながらやっています」と充実した日々を振り返る。

 ニューアルバムは、℃-uteの活動を反映したダンスナンバーと、Buono!のときに培ってきた“バンドとともに音楽をやる”という面の活動を反映したナンバーという2つの側面を持った構成による全15曲を収録したフルアルバムとなると明かした。

 また、今回のライブによるのソロ活動スタートに対して、アルバムリリース前でファンが事前に受け入れられる情報は、動画サイトにアップしたライブの告知トレーラー動画のみという状況について「最初はどういう風になるのか、やってみないと分からないと思ったけど、ファンの皆さんは相変わらず対応が速くて、(昨日のステージでは)私の新しい曲でも一緒に空間を作ってくれていたので、“ついに始まったな”という感じがしています」とコメント。

鈴木愛理、リハーサルの模様

 アルバムではSCANDALや赤い公園、SPICY CHOCOLATEらからも楽曲提供を受けており「本当に恐縮だと思いながら音楽のいろんな方々と一緒にお仕事ができるというのは、本当に嬉しいと思うので、私ももっと広い世界を見ていきたいと思います」とアルバム制作の大きなサポートからの感謝とともに、大きな刺激を受けた様子を語る。

 その一方で、そんな音楽仲間たちを「愛理マニア」と呼称をコメント、取材陣から「愛理軍団といってもらえるとありがたいのですが…」などと冗談っぽく飛ばすと「ダメです! いろいろあるかもしれないけど、ダメ! 『愛理軍団』です」と調子を合わせ、笑いを誘った。

 ℃-ute解散から今を迎えるにあたっての、心境の変化については「そんなに変わってないです。基本的にお弁当の時間が気になるし」などと冗談を交えながらも「でも音楽に関しては、勉強になることはいっぱいあるなと思いながら、良くても悪くても自分次第というのは変わったと思います」と音楽に対しての向き合い方にも、変化が生じていることを改めて実感しているという。

今現在の思い、そして今後への意気込み

鈴木愛理、リハーサルの模様

 また一人で立つステージについては「もっと緊張や違和感があるかと思ったけど、ファンの皆さんのおかげで、昨日はそういうものを何も感じずに一曲一曲を楽しむことができたと思う」と一緒に活躍したメンバーへの思いを心にとどめながらも、一人立ちへの自信をつけ始めている様子を明かした。

 そして大きな目標を見据えながらも「アイドルをやっていたときの自分の雰囲気や、今までやってきた活動を全部肯定しながらも、新しいことに挑戦しつつ、いろんな方のBGMになるような曲をいっぱい歌っていけるようになるといいなって思っています」と真摯に音楽に向き合っていきたい、という願望を語る。

 一方で℃-uteの元メンバーも9日のライブは中島早貴が観覧、この日のライブには岡井千聖、矢島舞美が訪れることになっていると明かしながら「メンバーのいろんな舞台もお互いに見に行ったりしているので、みんな違うステージで頑張っているところを見るって、嬉しいと思います」とメンバー同士の変わらぬ交流も楽しんでいる様子。

鈴木愛理、リハーサルの模様

 さらに7月9日には日本武道館でのソロライブが控えており「℃-uteとして初めて夢が叶ったと思った場所が日本武道館なので、私にとっては大事な場所だし、もう一度あのときの気持ちを思い出して、頑張っていきたいと思います」と真剣に向き合う姿勢も見せている。

 一方、2日後の12日には24歳の誕生日を迎えることについては「23歳のときは、今までやってきたことが、上半期のうちにいろいろと終止符を打つ時期でした。後半は水面下でいろいろ頑張る時期。だから24歳はそれらを、全面的に開花させていける年にできればと思っています」と、新たなステップに向けての大きな思いを語りながら「15年間、今までアイドルとして活動してきたけど、それを全て生かしながら、15年目の新人として、また再出発します。未熟なところだらけですが、いろんな方に知ってもらえるように、いろんな方面で頑張っていきたいと思っています!」と現在の意気込みをアピールした。【取材・撮影=桂 伸也】

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