生田斗真が25日に放送される、NHK BSプレミアムの特集番組『ボディーミュージアム』に出演し、初MCを務める。先日、放送に先駆けて番組についての合同取材会がNHK本社でおこなわれ、生田とともに進行役を務める、フリーアナウンサーでタレントの八木亜希子が登場。人体の美について迫る同番組。自身の体で好きな部位について、生田は「人に割と褒められるのは、肩ですね」と明かした。

 『ボディーミュージアム』は、人の肉体を賛歌する特集番組。スポーツ選手の躍動する肉体やギリシャ彫刻の造形美だけではなく、子どもを背負う母親の背中などそれぞれの体に秘められた「美」に迫る。「ボディーミュージアム」の新人キュレーター役を生田が、アンドロイドのロボット館長役を八木が演じる。

 生田は、今回の抜擢について「僕は2019年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』でオリンピックランナーの三島弥彦役をやらせて頂くので体づくりを今やっている最中で、そんな中NHKの皆さんが“あいつなんか鍛えてるらしいぞ”ということで白羽の矢が立ったのだろうと認識しております」と推測。

 初MCを引き受けた理由について生田は「スタッフの熱意と、人間の体の不思議を感じることは多いので、番組を通して僕自身もそのことを知ることができたらと思って引き受けました。“不慣れな僕でも受け入れてくれる”ってNHKが言ったからです(笑)」と明かす。

 番組について、生田は「僕は、20年以上前に出演したNHKの『天才てれびくん』で初めてテレビの現場を知りましたし、番組のMCというのは初めてです。本当に不慣れで八木さんに助けられてばかりなのですが、テレビをご覧の皆さまには温かい目で、孫を見るような気持ちで見守って頂けたらと思います」と呼びかけた。

 八木は「番組ではロボットとして、生田さんの上司として登場します。生田さんに対してとても偉そうに上から導いていく役でとても光栄なのですが、皆さんにもロボットだということできっと許してもらえると思います。生田さんは、初めてのMCということで台本はあるのですが、私がアドリブで入れていく感じになるのかなと思っていました。しかし、館長としてはちょっと物足りないくらいにそんなことはなく、素晴らしいMCぶりに感動しています」と生田のMCが予想以上の出来だったことに驚いた様子。

 収録を振り返り、生田は「なかなかお話する機会を持てない方との話はすごく勉強になりましたし、皆さん優しくて。ニュース番組やバラエティ番組に出させて頂くことがたくさんあるのですが、本当にMCの方々って細部に気を配っていて大変な仕事なんだなと改めて思いました。台本とかちゃんと読むほうではないのですが、ちゃんと読もうと思いました(笑)」と考えを改めた様子。

 また、自身の体の好きな部位について生田は「人に割と褒められるのは、肩ですね。肩の外側の部分が縦に長いらしいんです」と明かす。さらに「20代の方が元気かなと思ったりもするのですが、普段から動ける体づくりを意識してトレーニングしているので30代になっても割と早く動けたり、疲れにくかったりします」とアンチエイジングにも気を配っているようだ。

 八木は「中学・高校と200段の階段を上り下りしなければならなくて、ある日スポーツ紙の雑誌の記者の方に呼び止められて『あなた、どんなスポーツをやったらこのふくろはぎはできるんですか?』と言われて。ふくろはぎに自信を持ちました。でも、年々そのふくろはぎも普通になってしまいました(笑)」とエピソードを語った。

 生田は現在のトレーニングについて「三島さんという人は短距離でオリンピックに出るのですが、野球やスキーなど様々なスポーツをやっていて『運動会の覇王』と呼ばれていた方なんです。その写真を見ると本当に全身が筋肉が隆々で、その三島さんに少しでも近づけるようにトレーニングしています」と語る。

 そして、「水泳選手の肉体は凄いですよね。バランスが取れているというか。北島康介さんも僕らの世代でずっと綺麗な体だなと思って見ていました。やっぱり理に適っている体というのは格好良いです。弓道をされている小笠原清基さんという方も、皆さん筋力トレーニングをやっていないんですよね。普段の弓を射るという行為だけで体を保っているそうなんです。日常で形作られる体は美しいなと思いました」と理想の体について語った。

 この話を受け、八木は「この間まで中村獅童さんや中村蝶紫さんなど歌舞伎役者の方と舞台でお仕事させて頂いたのですが、階段を登る時もスーっという感じで見えるんですよね。若い時からずっと訓練されている方は所作が本当に美しいんだなと感じました」と歌舞伎役者の所作に感心した様子を見せた。【取材=松尾模糊】

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