楽曲の可能性を自分たちで広げる、WEBER ステージで育てる物語
INTERVIEW

楽曲の可能性を自分たちで広げる、WEBER ステージで育てる物語


記者:桂泉晴名

撮影:

掲載:18年03月31日

読了時間:約12分

個のキャラクターをさらに立てる

――そして3曲目の「Toward The Glory」。これはすごくWEBERらしい曲が来たなと感じました。

little Skeet

J 僕は最後の歌詞<怒るのも 落ち込むのも 泣くのも 笑う日のため>というのが好きなんですよ。つねに僕自身があまりネガティブをずっとネガティブなまま終わらせたくないと思っていて。「つらいことがあるときは、絶対にいいことがあるじゃん」という。

 つらいままで終わらせるのも自分次第だし、聴いてくれた人が「そうかもしれない」と思ってくれたらいいなと。すごく楽しいこととか幸せなことがあったはずなのに、どちらかというとネガティブな方が記憶に残っていることが多いじゃないですか。でもそうじゃなくて、もっと幸せな方向で見つけていこうよ、と。その記憶をもう1度味わうために、頑張ろうと思えた方が素敵じゃないか、と思うので。ずっと平坦に生きるのは無理だから。この歌詞で、少しでも前を向いてもらえたらうれしいなと思いました。

Taka. 曲調は明るいけれど、僕らは24歳とか、そのへんの年代じゃないですか。いい意味でもずっと悩んでいる世代というか。そのフィルターを通して歌うことで多分共感してくれるだろうし。WEBERの曲全体がそうなんですけど、悩んだり心の葛藤だったりぐちゃぐちゃしていることを歌うのは、僕らの年代や僕らより下の世代に対して、説得力がすごくあると思うんです。本当にさっき仰っていた通り、WEBERの歌という感じがしていて。目指すところもしっかり見えていて、ファンの人はうれしいんじゃないかな、とすごく思う曲です。

――今作のポイントはどんな点にあると考えていますか?

Hayato 僕はとくに3曲目がすごく好きで。おそらく春だから新しく環境が変わる人もいれば、不安な気持ちを持っている人もいる中で、この曲は僕の中ですごく応援歌みたいな感覚で歌わせていただいているんです。

 また、3曲はすべて繋がっているのかなと思うんですよね。恋人を失ってすごくネガティブになっても、栄光に向かっていつか世界を変えてやる、くらいの気持ちでやっていれば、「Toward The Glory」の最後の言葉につながると思うんですよね。1曲1曲すごくいいんですけど、このCDに関しては全体を通して聴いていただきたいなと思います。

little Skeet 今回この楽曲はiTunes MVチャートやレコチョクで、デイリー1位をいただいて。それがインディーズ時代から6作品という記録を更新し続けていけているので、応援してくれる皆さんや支えてくれるスタッフさん、全ての人のおかげだということを忘れずに、また気を引き締めてこの先も皆さんと一緒に大きくなっていきたいな、と素直に改めて思いました。その中で僕たちは何ができるかをすごく考えて、こういうエンターテインメントができるというものを、自信を持って突き進めたいです。

――今後の展開についてはいかがですか。

J メジャーデビューした1年目は、ある意味お祝いじゃないですか。だから、みんなもそのモードで1年やっていける。でも2年目は次につなげる大事な年であると思うので。その1発目がこの曲なんです。そこで「またWEBERが色濃くなってきたよね」と言ってくださったことは、すごく大きなことで。

 それぞれの個の力、キャラクターがもっと立って成長して、それがWEBERになって大きくなっていかなくてはいけない年なのかなと思っています。もっといろいろ全国をまわったり、大きい会場でやったり、ちゃんと形を残していけるようにしなきゃいけないし、すごく現実味のある年にはなるのかなと。だから、そこに負けないように、僕らがもっと表現していろいろな方に伝えられるようになる年にしたいです。

Taka. 4枚目のシングルが出て、これからもWEBERらしく突き進んでいけるように、この2年目は今まで以上に活動できるように頑張ります。

Hayato ツアーも7月、8月に7都市行きますので、ぜひ遊びに来てください!

(おわり)

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