私たちだからこそ伝えられること、J☆Dee'Z 女子高生の日常と今
INTERVIEW

J☆Dee'Z


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年03月07日

読了時間:約11分

今から涙腺メーターが溜まりまくり

――「Dance Dance Solution 」は、ファンキーで派手なサウンドですが歌謡曲っぽい懐かしさもある曲ですね。

J☆Dee'Z

ami 私たちが小さいころに、お母さんが車でかけていた曲みたいなレトロさがあって。そのレトロな曲調で、歌詞には現代の“JKあるある”を込めているのがポイントです。

――歌詞によると、授業中にお腹が鳴っちゃうんですね。

Nono 鳴っちゃいます(笑)。

ami 私なんか、1時間目から鳴るので壊滅的です(笑)。

MOMOKA 朝ご飯食べて家を出ても、学校に着いたらお腹が空いている。それが女子高生なんです(笑)。

ami 休み時間はむくみ取りに必死だし。

Nono 曲調は大人が懐かしくて、歌詞は今どきの子が共感すると思うので、幅広い世代に好きになってもらえる曲です。

――最後の「三月」は、切ないけど背中を押してくれるようなバラードです。3月で高校を卒業する、MOMOKAさんの気持ちを歌ったような曲ですね。

MOMOKA バラードだけど悲しい曲ではなく、前向きな歌詞だし、新しい道に進む人の背中を押してくれる曲になっています。卒業式は学生さんだけじゃなく、大人の方なら何回も経験しているので、当時を思い出しながら聴いてほしいです。私自身、卒業式が終わったら高校生活を思い出したり将来のことを考えて切なくなると思うけど、その時にきっとこの曲に背中を押してもらえるんじゃないかな。2人もあっと言う間だから、今のうちから覚悟しておいたほうがいいよ!

ami いつも言うんですよ。“あと1年ある”じゃなくて、“もう1年しかないんだよ”って(笑)。

Nono “今のうちに楽しんでおきなよ!”って(笑)。

――MOMOKAさんは、卒業に際して何がいちばん寂しい?

MOMOKA 友だちと気軽に会えなくなるとか、当たり前だったことが当たり前じゃなくなることですね。制服をもう着られないのも寂しくて、最後に制服を着る時は、噛みしめながらいつもより時間をかけて着たいです。

Nono MOMOKAの知らないところで、MOMOKAと同じような気持ちになっている人がいっぱいいるから、そういう人たちにも届いて欲しいね。卒業式で流してくれたりとか、卒業式の定番ソングになったら最高です!

――曲の最後にはフェイクとファルセットが入っていて、そこは我慢していた涙が、こらえきれなくなって溢れ出している感じですね。

MOMOKA まさしくそういう感じです。

Nono フェイクのメロディラインは、作ってもらったのではなくて、自分たちのその場の感情のままに歌っています。普通に通して全部歌ったあとに録ったので、感情もすごく入っています。

ami 歌詞のないところですけど、そのフェイクでより気持ちが高まりますね。

MOMOKA ライブでは、泣いてしまって歌えないかも(笑)。

――3月9日には、東京・Shibuya WWW Xで『J☆Dee'Z ONEMAN LIVE』がありますね。

ami ミニアルバムを引っ提げてのライブなので、新曲をやるのはもちろんですけど、全員が高校生のうちにできる最後という区切りのライブでもあるので、今までの楽曲も完成度を高めて披露できたらと思っています。聴かせるところは聴かせて、ダンスで魅せるところは魅せてというステージができたらいいですね。

MOMOKA 私個人としてはライブの翌日が、リアルに高校の卒業式なので、本当に高校生最後の日です。だから私にとってすごく特別なステージです。今から涙腺メーターが溜まりまくってます(笑)。

Nono 絶対泣くよね!

――この後は、どんな活動を?

MOMOKA 2017年はいろいろなことにチャレンジして吸収した年だったので、今年はそれをどんどん放出していきたいです。

ami 挑戦したものをしっかり糧にして、いいところ伸ばしていきたいです。チャレンジ精神は変わらずだけど、どんどん上のレベルのことにチャレンジしていきたいですね。

Nono それこそ一歩一歩かなって。その一歩を、今まで以上に力強く、速く踏み出せるようになりたいです!

(おわり)

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