普段はOL、わたしのねがいごと。等身大の歌が人気 素顔に迫る
INTERVIEW

普段はOL、わたしのねがいごと。等身大の歌が人気 素顔に迫る


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年01月17日

読了時間:約15分

個性ある3人、意識は同級生から仕事仲間へ

――もともと3人はプロでやっていきたいという意識はあった?

ろみ 2人でやっていたときは全然なかったよね?

ひかる 「ずっと続けられたらいいね」としか思っていなかったね。

ろみ 音楽で食べていきたいと思っていなかったんです。実はお兄ちゃんがドラマーで、お兄ちゃんの姿を見ていたから私は絶対にその道はないと思っていたんだけど、まさか…自分が本気で音楽を目指すとは…という感じで…。

ひかる 「本気でやろう」「ちゃんとやろう」と考えるようになったのはちほこが入るぐらいから。それまでは自分たちの曲を作ってライブやって、それが楽しいからやっていたという感じでした。

ろみ 曲も全然工夫をしないで、ポンと出てきたものをそのまま曲として作っていましたし、自分達の成長もそんなには意識していなかったと思います。

――大学の軽音楽部でやっていた気持ちの延長というのが強かった?

ろみ 途中までは趣味というか、楽しくやっていました。ただ、2017年に入ってからは3人とも大学の友達というよりかは一緒に仕事をしている人という感覚が強くなりました。「3人でやっていこう」という意識が切り替わったのはミニアルバム『きこえる』を通してだと思います。

――昨年12月の代官山でのライブは、ろみさんの世界観が凄くて、その強烈な個性を残したまま様々な歌の世界を見せるためにサウンド面をカラフルに変えている感じがしました。

ろみ それは私も思います。私は凧(たこ)で、2人は凧糸なんです。2人がいないと糸がないから飛んでっちゃう。3人とも仲良しという一言では表現できない、もし前世があるなら家族だったんじゃないかと思うぐらい。ケンカにならないし、言いたいこともストレートに言える。嫌な感じにならない。2人は私の性格を分かっていて、手綱を持ってくれているというか。じゃないと暴走しちゃう(笑)。

――普段からも?

ちほこ ろみは暴走しちゃう(笑)。

ひかる ろみは行動派というか直感型なので、思ったらすぐ行動するタイプ。ちほこは中間。私は知り合いに「石橋を叩いても渡らない」と言われたことがあるんですよ。

――「石橋を叩いて渡る」というのは用心深いということわざですが、さらに渡らないという(笑)。

ひかる そうなんです(笑)。

ろみ ひかるは「石橋を叩いても渡らない」、私は「石橋を走って渡る」、ちほこは「石橋を叩いて渡る」ってね(笑)。

ひかる そのバランスがあって、私は「慎重」、ろみは「直感」、ちほこは「中間」という感じで(笑)。キャラクター的にはこれが本当に分かりやすい。

――ろみさんの歌声が特徴的ですが2人が聴いた時の印象は?

ちほこ 今は当初とだいぶ変わっていて、別に意識はしていないと思うんですけど、2017年に入って、アルバムを作るということと、ベースとドラムのサポートが入ってバンド編成になってからはだいぶ変わりました。より強くなったというか。

ろみ 私は意識していなんですよ。でも結構言われるんです。「歌い方が変わったね」と。自覚が本当になくて。

ひかる やる曲が変わったのかも。

ろみ 曲の数が増えたからというのもあったかもしれないです。

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