今までとは違った領域に、FLOW×GRANRODEO 融合で深化したサウンド
INTERVIEW

今までとは違った領域に、FLOW×GRANRODEO 融合で深化したサウンド


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年01月23日

読了時間:約14分

現場で音楽を聴くということが主体に

――「Howling」は叫ぶ、吠えるという意味がありますね。最近吠えたことは?

IWASAKI 凄い質問が飛んできた(笑)。吠えそうになったことは、たまたま、この3日間部屋の模様替えしていたんですけど、メインPCが落下しかけたところにギリギリ手が間に合ったときですかね。もう本当にギリですよ。「セーフッ!」って。落ちていたら叫んでましたから…。

GOT’S 俺はあったかなあ…。あっ、あったわ! リハに車で行ったときに、駐車場で隣に停めてたおじさんが俺の車をノックしてきて。「もしかしてぶつけたかな?」と思って話を聞いてみたら、「蟹や海老が余ってるからあげるよ」と言うんです。でも「知らない人からタダでもらうのも…」と言ったら「そうだよね。じゃ、安くていいから。全部で5万」って言われて(笑)。「もし持ち合わせがなかったらATMで下ろしてきてもらってさ」って。

――それ新手の押し売りですよね?

一同 (笑)。

TAKE 「蟹事件」な!

GOT’S そこでは吠えたかったんですけどね。でも“イカつい”人だったので(笑)。結局財布取りに行くふりして逃げてきたんですけど。

――正解でしたね(笑)。現在の音楽シーンに対して吠えたい、叫びたいことは?

TAKE 我々も15年音楽業界にいさせてもらえているのがまず奇跡というか、ありがたいことです。その間に色々と変わってきたこともあるのかなと思います。やっぱり現場が変わらない、ライブというもの自体が変わっていないから、音楽も生き続けていく、まさに現場で音楽を聴くということが主体になってきていると感じています。それは永遠にあることだから、我々もそうやって現場を大事にしていきたいと思います。

――やはりライブが重要なんですね。KOHSHIさんは?

KOHSHI FLOWは12月21日に『FLOW THE CARNIVAL 2017~アニメ縛り~』というライブをおこなうのですが、やはり今は映像の時代ですし、そこでアニメファンの方にも、僕らのライブを知ってもらって、どんどん足を運んで欲しいと叫びたいですね。そういう時代ですしコンテンツも含めて、映像との親和性はこれからもっと高まっていくと確信しています。(※取材日は12月中旬)

――KISHOWさんは何か叫びたいことはありますか?

KISHOW 声優の仕事でよく叫んでるからなぁ…。なんだかんだで昨日も叫んでいましたし(笑)。だから、とりたててプライベートで吠えたりとかはないかな。仮に不満とかあったとしてもここでは言わないから(笑)。

一同 (笑)。

――e-ZUKAさんはいかがでしょうか?

e-ZUKA ありますよね。90年代の初めの頃はCDが10万枚とか100万枚とか売れていて、自分もCDを出せるようになったらそんな時代が来るのかなって思っていたら...来ませんよね(笑)。むしろどんどんCDが無くなっていっていて。そういう意味で言うと吠えたいです。

――CDを買ってくれと?

e-ZUKA ダイレクトに言うとそうですね。CDを手に取ってほしいということと、僕は社員でもなんでもないので、年金がね…。僕の場合は国民年金基金に頼っています。僕らが貰える時代になったら本当に貰えるのかなと…。

KEIGO そこで吠えるんだ(笑)。

e-ZUKA 年金問題に関しては吠えますよ! 自分にかかってくる問題ですから。貯金はいくら必要なのか、人生あと50年もあるとか。だからFLOW×GRANRODEOであと何年できるのかなど、いろいろ考えています。

一同 (笑)。

e-ZUKA CDが売れなくなってきた時代だから、ライブなどで実際に会えるイベントが重要になってきていると思います。ライブは、昔に比べてお客さんが入るようになってきているということがあります。それがいつまで続くのかわからないですけど。ちょっと誰が言っていたのか忘れてしまったのですが、「CDはコピー出来てしまうけど、ライブ体験はコピーできない!」と言っていましたけど、本当にそう思います。

KOHSHI 海外なんかではより強く感じますね。初めて行く土地なのに待っていてくれる人達がいたりすると嬉しいことですし。

――そういえば、GRANRODEOは意外にも海外初進出ということですね。

e-ZUKA そうだね。KISHOWが戸籍がなくて、パスポートが取れなかったので(笑)。

KISHOW この度ようやく戸籍をある筋から買いまして。

TAKE それ絶対に蟹売ってた人の仲間でしょ(笑)。

一同 (笑)

KISHOW まあそれは冗談として、飛行機が苦手というのがありまして。でも、このたびFLOW×GRANRODEOを再始動するにあたり、海外に行きませんかと。じゃあ良いきっかけになればと思い…。

KEIGO こっちとしてはドキドキですよ。当日にちゃんとKISHOWさんが空港に来ているかと。

KISHOW それまでに自分は「飛行機が大丈夫だ」と洗脳しておきたいですね。たぶん良いイメージで何とかなると思っているので。

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