FLOW×GRANRODEOが24日に、2ndシングル「Howling」をリリースする。5人組ロックバンドで現在デビュー15周年イヤーのFLOWと、KISHOWとe-ZUKAによるロックユニット・GRANRODEOがコラボレーションしたユニット。前作「7-seven-」から約3年ぶりとなる再始動で、今作はMBS/TBS系アニメ『七つの大罪 戒めの復活』のオープニングテーマに起用。カップリングの「GLOW」も含めトリプルヴォーカル、ツインギターと彼ららしいハードエッジなロックチューンに仕上がった。圧倒的な存在感を放つ7人に、今作の制作背景や、「Howling」にちなみ現在吠えたいこと、さらにこの7人での未来の展望など多岐にわたり話を聞いた。【取材=村上順一】
エンディングからオープニングに昇格しました
――FLOW×GRANRODEOは約3年ぶりの再始動ですが、心境はいかがですか?
TAKE 待望の3年間でした。毎晩思っていましたからね。いよいよこのタイミングが来ました。時は来た! みたいな(笑)。3年前の1stシングル「7-seven-」の時がバンドにとって凄く刺激的な日々だったし、何よりもこの7人でいることが非常に楽しかったんです。アニメ『七つの大罪』も再始動ということも含めて、一緒に再始動と。エンディングからオープニングに昇格しました。
――それはやはり昇格なのですか?
IWASAKI やっぱり一番テレビCMなどで掛かるし、アニメでも先に聴けるので。
e-ZUKA でも、前回のエンディングもオープニングみたいな曲調だったけど。
――確かにオープニングでもいけてしまう疾走感がありました。
TAKE 7人で演奏するとしたら、こういうアッパーな曲がいいんじゃないか、ということで作らさせて頂きましたね。
――作詞作曲と分かれて制作されていますが、前回と違った作り方はありましたか?
TAKE 前作で自分が主導で作曲させてもらったりというのはあったんですけど、やっぱりこの7人の個性が曲やライブに出た方がいいし、7人のバンドという形でやりたいと思ったんです。e-ZUKAさんにも作曲で入って頂いて、共作しながら一つのバンドとして作り上げていったという感じです。
――作詞はどのように進行していったのでしょうか。
KOHSHI 今回はKEIGOにも入ってもらって、3人で歌詞を書くというのはひとつのテーマでした。
――3人で書くことにより、ボーカルのメッセージが強くなった感じがしました。実際3人でひとつの作品を書くというのは、難しいのではと思ったのですが。
KOHSHI 確かにやりとりの大変さはあります。今回の作詞はリレー形式をとっていきました。
――なるほど。相手の言葉を受けて、書いていくわけですね。「Howling」の歌詞の<オタノシミ>や<アキラメズ>と片仮名で書かれているあたりは、GRANRODEO的なニュアンスを感じまして、KISHOWさんが書かれたのではないかと思いました。
KISHOW 当たりです。最初にそこを書いたのが僕で、あとはKEIGO君がその部分を踏襲してくれたりして。<アキラメズ>というのはKEIGO君で。サビの2行は僕で、残りのサビはKEIGOくんだったり。お互いの刺激を受けながらの制作でした。
KOHSHI けっこう細かく分けて、あまり決まりも作らずにやりました。
――どのタイミングでタイトルが「Howling」になったのでしょうか。
KOHSHI 最後の最後です。歌詞が全部できて、歌詞に無いワードはタイトルにしたくないなと思って、<派手に Howling my SOUL>とあるように、この曲のテーマはやっぱり「Howling」かなと。そういう意味ではシンプルにつけました。