米津玄師、ツアーファイナル武道館で菅田将暉と共演 最後は抱擁
盛況の中ツアーファイナルを迎えた米津玄師(撮影=中野敬久)
シンガーソングライターの米津玄師が10日に、東京・日本武道館公演で全国ツアー『米津玄師 2018 LIVE / Fogbound』の追加公演をおこない、ツアーファイナルを迎えた。全21曲を披露し、本編最後にはスペシャルゲストとして俳優の菅田将暉が登場。ボーカル参加している楽曲「灰色と青」を2人で歌い上げた。今年初のステージに立ったという菅田は「いきなり武道館ですよ」とコメント。最後は米津と2人抱擁して、仲の良さを見せた。
独特の世界観
今回のツアーは昨年11月1日発売のアルバム『BOOTLEG』を引っ提げ、大阪・フェスティバルホールを皮切りに全国16都市、22公演をおこなった。追加公演では約7万人の動員となり、盛況の中ツアーを終えた。
床面のLEDに映し出される映像が、背面に置かれた沢山のミラーの散りばめられたセットに映し出されるというステージセットや、曲の世界観を表現した照明、そして楽曲ごとに表情を変えるステージングで作り出す空間に観客は魅了されていた。
この公演には様々なサプライズ出演の演出がスペシャルとして披露された。米津玄師が初めてダンスに挑戦した楽曲「LOSER」では、ダンスの師である辻本知彦が、「Moonlight」では菅原小春が登場し、ダンスという身体表現で楽曲を彩り、観客はよりその世界観に没入していった。
菅田将暉との抱擁
そして、本編最後に米津玄師から紹介されてステージに登場したのは『BOOTLEG』に収録されている「灰色と青」でフューチャーされた、俳優の菅田将暉。米津玄師が「彼がいなかったら出来なかった曲なんです」と紹介し、対する菅田は「今年こういった舞台に出るのは今日が初めてなんです。それがいきなり武道館ですよ」と話し、「灰色と青」を2人で初披露した。
最後は2人で抱き合い、観客の盛り上がりは最高潮のなか本編を終えた。『BOOTLEG』という他者との関係で作り上げた作品を、ライブの表現でもたくさんの人間と表現する事により、今までにはない挑戦的なツアーをとなり、大歓声の中、ステージは幕を閉じた。
また、米津玄師は12日からスタートするTBS系ドラマ『アンナチュラル』主題歌で書き下ろしの新曲「Lemon」を制作。彼にとって初のドラマ主題歌となる。
セットリスト米津玄師 2018 LIVE / Fogbound 01.fogbound |