【第68回NHK紅白歌合戦、31日、NHKホール】安室奈美恵が中継で、ラストとなる紅白のステージで「Hero」を歌った。最後には目に光るものも見えた。「充実した25年間だったなと思います」と25年の歌手生活を振り返った。

 内村光良が「歌手人生の奇跡をご覧ください」と振って、25年に渡る歌手生活のステージを振り返る映像が流され、そして、いよいよ安室につなぐ。「どうも司会の二宮和也です」「有村架純です」と司会の3人の挨拶に安室は、中継で別の場所からメインスクリーン越しに「こんばんは」と笑顔で応える。

 内村が「今日は紅白にお越し下さり、誠にありがとうございます」と挨拶すると、安室も「ありがとうございます」と返す。

 純白のドレス姿の安室。これまでの活動を振り返り「とにかく色々経験させて頂いて充実した25年間だったなと思います」。「Hero」については「目標を持っている方の為に作った曲になります。自分もこの曲で励まされています」と述べた。

 そして、ファンに向けて「いつも応援して下さっているファンの皆さまありがとうございます。私らしく引退の日を迎えたいと思います」と語った。

 久々のテレビの生放送で緊張しているのか、語りを終えた安室は手を仰いだ。内村も「ちょっと緊張しているかもね」と気遣った。そして歌唱へ。白組司会の二宮和也は「この瞬間を迎えたくない。ちょっと待ってください、心の準備できていない」とためらった。「Hero」を歌い上げる。暗い室内に奥に伸びる白の通路、そして白の柱。出だしを歌い終えると明かりが次々と照らす。

 歌い終えた安室は大きく息を吐き、目には光るものがあった。

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