荒賀龍太郎選手と是永瞳

 『第1回ミス美しい20代コンテスト』グランプリを獲得した経歴を持つ、女優の是永瞳(22)が28日、毎日新聞東京本社でおこなわれた、自身が出演する「毎日新聞」のテレビCM記者発表会に出席した。CMのなかで空手の型を披露している是永は、報道陣の前で空手世界王者の荒賀龍太郎選手と実際に組手を披露。負けはしたものの「空手のスピードや表情が伝われなばと思い頑張りました」と述べ、得意技は「上段蹴り」とコメントした。

 このCMでは、『フェイクニュース』という言葉が世界的に話題になるなかで、真実の報道を貫く事を編集の基本方針とした、毎日新聞社の姿勢を伝える。CMの中で空手の型を披露している是永は、空手を12歳から始め、三段の腕前。『TOKYO2020オリンピック空手スペシャルアンバサダー』にも就任しており、東京五輪からの追加競技として注目を浴びる空手をPRする役割を担う。

記者会見に出席した是永瞳

 チアリーダーによるオープニングアクト、毎日新聞の朝比奈豊会長の挨拶に続き、是永が挨拶してから「空手道の注目度が上がっていて嬉しいです。私も負けずに頑張りたいと思います」と述べた。それから完成した映像がお披露目された。

 撮影について是永は「このCMは毎日新聞社の屋上で撮っているのですが、風が強くて大変でした。でも躍動感を演出してくれてとても良かった」と話した。見どころは「空手ならではのスピードやキレに注目してほしいです。あと表情にも」とし、「私もタレントとして女優として技術を磨いているところです。選手の方にも知心剣(一生懸命)、頑張ってほしいと思います」と選手にエールを送った。

 その後、荒賀選手が合流。荒賀選手は「天皇盃全日本空手道選手権大会」や「世界選手権オーストリア大会」、「全日本空手道選手権大会」などで1位を獲得している世界王者。「オリンピックは小さい頃から特別な舞台。そこに自分が出るかもしれないことに感謝したい」としてから、「やるからには金メダルを目指して、勇気を与えられるようなパフォーマンスをしたいと思っています」とコメントした。続いて、空手衣に着替えた是永と組手を披露。

上段蹴りを打ち込もうとする是永瞳

 是永は、世界王者・荒賀選手に対し、「はっ!」と気合を入れながら果敢に挑む。序盤に有効や技ありで先制したものの結果は荒賀選手の勝利に。是永は「迫力があって怖かったです。これを糧に芸能界で頑張っていきたいです」と笑みを交え、感想を述べた。

 イベント後は囲み取材もおこなわれた。是永は先ほどの試合について「空手のスピードや表情だったりが伝われなばなと頑張りました、貴重な体験だったと思います」と改めてコメントし、「全然息があがってなくて、さすがだなと思いました」と荒賀選手の動きに言及した。

 「ちゃんとした試合は半年ぶり」とも話す是永は、「2月に昇段試験をうけて三段になりました」と芸能活動と並行して空手を続けている事も明かした。

 空手で学んだ事を問われると「礼儀作法です。上下関係がしっかり出来る様になりました。米倉涼子さんや西田敏行さんに挨拶する時にゆとり世代な風潮をなくして挨拶できているかなと思います」とした。

是永瞳

 テレビ朝日系ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)で共演している米倉については「あまり喋る機会がないんですけど、会う度に『身長高いね』と言われます」と言及した。

 芸能界については「辛い時もあるんですけど、良い環境にいさせてもらえるなと。NGも沢山出しちゃいます」と控えめながら、「空手は上段蹴りが得意技で、こちらは失敗しないです」と空手に関しては自信ありげな一面も見せた。

 自身が務める『TOKYO2020オリンピック空手スペシャルアンバサダー』については「1000日といってもあっという間だと思うので、タレント・女優というお仕事で知名度をあげて空手道をアピールしていきたい」と意気込んでいた。【取材・撮影=小池直也】

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