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レディー・ガガ、安室奈美恵…超一流アーティストが抱える苦悩
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<記者コラム:オトゴト>
米ミュージシャンのレディー・ガガのドキュメンタリー映画『GAGA:Five Foot Two』が、22日からNetflixで配信されている。
筋肉の痛みと、それに伴う気分の変動や疲労が生じる「線維筋痛症」という持病を公表し、今月開催予定だったヨーロッパツアーの延期を発表したガガ。今作では、ドキュメンタリー映画『BANKSY Does New York』のクリス・モーカーベル氏が監督を務め、彼女の素顔や闘病生活に迫った作品となっている。
ニューヨーク・タイムズは、本作について「アーティストとアイドルの間で彼女が抱える孤独感を浮き彫りにしている」と評している。
ここ日本では20日に、安室奈美恵が来年9月に引退することを発表し、話題となったばかり。90年代に彼女のファッションや容姿を真似する女性は“アムラー”と呼ばれ、社会現象にもなった。現在もファッションアイコンとして多大な人気のある安室。ガガも奇抜なファッションで世界的な人気を博す。日本でも“ガガ様”と呼ばれ親しまれている。
常に最高のステージを求められ、その私生活まで注目される彼女たちのようなアーティストが肉体的、精神的に受けるプレッシャーは想像を絶する。私たちはそのことにもう少し留意する必要があるのかもしれない。そして、その中で彼女たちが選んだ道は最大限に尊重されるべきだろう。
様々な憶測や議論があるが、彼女たちが戻ってきた時に温かく迎える…それだけしか我々にできることはないのではないだろうか。【文=松尾模糊】
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