一日警察署長に就任した仮面女子・神谷えりな

 仮面女子の神谷えりなが21日、神奈川県警の「秋の交通安全運動」の一環として一日警察署長に就任、神奈川県警山手警察署にスチームガールズのメンバーとともに来訪し、その任務を受けた心境などを語った。

 「最強の地下アイドル・仮面女子が、横浜の地価ナンバー1の山手に登場、道路では最強の交通安全アイドルを目指します!」と高らかに宣言、この日を迎えた神谷らスチームガールズの面々。これまでも仮面女子は、神奈川県警などで「おおだこポリス」や防犯大使といったコラボ活動を続け、防犯への取り組みに貢献。今回そのつながりで一日署長として任命された神谷は「率直に、最初はすごい不安というか驚きがありました。でもこういった経験って普通は出来る事じゃないし、一日だけですけど署長をやらせていただいて、少しでも自分の中で心の変化があることを期待し、今日は楽しみながらやりたいなと思って来ました」とこの大役を受けた心境を語る。

 また、ずっしりと重みのある警察署長の制服を着た神谷だが、着るのも大変で「一人では着られず、着せてもらった」ことを明かしながらも「背筋がピンと伸びるというか、これだけで自分の中で緊張感がありますね。でもそんな中で私は今日、一日署長に任命されたんだ!という気持ちで頑張りたいと思っています」とその任を真摯に受け止めている様子。

仮面女子・神谷えりなとスチームガールズ

 一方、2歳まで神奈川に住んでいたというスチームガールズの坂本舞菜は「やっぱり生まれたところなのになんで私じゃなかったのか?というところをひしひしと感じているんですけど」と自分が選ばれなかったことに少々不満な様子を見せながら「やっぱりメンバーがこうやって制服を着て、一日署長として頑張るのは誇らしい」と神谷を絶賛する裏で「次は私」とぽそっと漏らし、笑いを誘っていた。

 横浜山手管轄内では、近年高齢者の事故や、振り込め詐欺の犯罪が多いということを受け、神谷は「近年はそういう社会にもなりつつもあるので、そういう方々にも呼び掛けて、事故減少に努めたいと思います」と、事故・犯罪の両面の減少に向けた思いをアピールした。また現在自動車運転免許とともにバイクの免許証を取得しているという神谷は、月のうち少しだけバイクを乗る機会があることを明かしながら「事故が起きやすい状況もあったりするので、教習所で習ったことを、初心を忘れずに周りをしっかり見て乗るようにしています」と普段から自身も安全に気を付けている様子を語っている。

オープンカーへ搭乗しパレードで山手署管内を巡る仮面女子・神谷えりな

 今回神谷は山手警察署で署長からの委嘱式をおこなった後に、オープンカーへ搭乗しパレードで山手署管内を巡りこの日初日を迎えた「秋の交通安全運動」をアピール。この日は神谷とスチームガールズの面々は、途中事故渋滞により予定より30分ほど到着が遅延。そんな状況を語りながら神谷は「そういうことも日常的に起きてしまうこともあるので、それが少しでも少なくなるように、町の皆さんも、ちょっとでも心がけていただけたら嬉しいと思います」とさらに交通安全を呼び掛けていた。
【取材・撮影=桂 伸也】

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