大水槽をバックに記念撮影に応じるAnly。後ろには全長1.2メートルのナポレオンフィッシュが

 沖縄・伊江島出身のシンガーソングライター、Anlyが31日、東京・有楽町駅前広場でおこなわれた、沖縄美ら海水族館監修「大水槽」(ソニー企業主催)の除幕式に出席。「沖縄の景色が見れるのは嬉しい」と感慨深く語った。

 大水槽は、7月31日から8月13日まで開催される『Sony Aquarium 2017』(ソニー企業主催)の一環で展示。幅5メートルの水槽に「ナポレオンフィッシュ」の名前で知られている約1.2メートルのメガネモチノウオをはじめ、約1.5メートルのニセゴイシウツボなど、沖縄美ら海水族館から運ばれた約25種類1000匹が泳ぐ。沖縄美ら海の生態系を再現する。

 この日の除幕式には、主催者をはじめ、伊江島観光親善大使のAnlyが出席。除幕され、ナポレオンフィッシュなどが優雅に泳ぐ水槽がお目見えすると、立ち止まった観衆からは歓声が上がった。

 ソニー企業の永野大輔社長は「このイベントは1996年のソニービル開業時からおこなっており、夏の風物詩ともなっておりますが、ソニーパークの来年夏のオープンに向けて今、ソニービルは建て替えをおこなっています。開催を望む声を多く頂き、今回こうして開かさせて頂きました」と挨拶。

 沖縄美ら海水族館の佐藤圭一副館長は「このナポレオンフィッシュと呼ばれるメガネモチノウオは2014年の時も登場しており、3年ぶりです。更に大きくなりました。沖縄の海を感じて頂くと同時に、本物の海と美ら海水族館のスケールを体感して欲しい」とした。

 除幕式後にはAnlyが囲み取材に応じた。大水槽は「想像していたよりも大きくて。カラフルに見えるのが沖縄っぽいと感じていて、沖縄の景色がこうしてみるのは嬉しい」と語った。

 Anlyは除幕式後にはソニーショールーム、ソニーストアでスペシャルライブをおこなう。その場では8月9日リリースの新曲「北斗七星」も披露する予定になっている。

 高校生の時にできたと語る同曲。そのきっかけは小学生5年生の時。「毎年、誰のか分からない誕生日をお祝いしていて、母に聞いたらお兄ちゃんのだよ、と言われて。ずっと一人っ子だと思っていたので、兄妹がいる嬉しさがあって。その日から寂しさもあまり感じなくなって、どこにいてもいるような気がして」とその背景を語った。

 空に輝く星のように聴いてくれる人の希望になれば、とも語る同曲。その事実を知らされたことが曲を作る動機になったというが「作りたいと思いつつ、やっと高校の時にできた」と年月を重ねてようやく形にできたようだ。

 その曲で希望を重ねる、光輝く星ではないが、今回展示される水槽はクリアブルーの海水にカラフルな魚たちが優雅に泳ぎ、彩りを加えている。その美しさと迫力で期間中、子供達やカップル、様々な人の目を輝かせることであろう。(取材・撮影=木村陽仁)

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