(撮影=HAJIME KAMIIISAKA)

 今年でデビュー43年目を迎えた3人組バンドのTHE ALFEEが29日、30日に神奈川・横浜アリーナで『31st Summer Best Hit Alfee2017夏フェスタ』と題した夏イベントをおこなった。ライブでは、最新曲「あなたに贈る愛の歌」や、名曲「星空のディスタンス」などを披露し、詰めかけた2万4000人の観客を魅了した。アンコールで高見沢俊彦(Vo、El Gt)は「アルフィーは永遠です」と熱い想いをファンに届けた。

 このイベントは、1982年、埼玉・所沢航空記念公園でTHE ALFEE初の夏の野外イベント『ROCK’N’ ROLL FIGHTING NIGHT 悲しみをぶっとばせ!!』を開催し、この年から2006年の横浜赤レンガパーク特設会場でおこなった『YOKOHAMA STARSHIP』まで24年間毎年夏イベントを開催。その後3年のときを経て2009年夏のイベントを復活、今年の夏のイベントで足かけ35年で31回目の開催となる。

 そして、7月30日の公演をもって通算本数2639本という日本のバンドとしては最多となる記録を更新。完売となった本公演は2日間で述べ2万4000人を動員しプラチナチケットとなった。

 コンサートがスタートすると3人は天から舞い降りるかのように、ゴンドラでステージに登場。THE ALFEEの最新曲「あなたに贈る愛の歌」、名曲「星空のディスタンス」はもちろん、昨年デビューアルバムをリリースしたThe KanLeKeeZ の楽曲も披露。今回は、メンバー出演で話題になっているタマホームのテーマソングを披露し、観客は生のタマホームの演奏に歓喜に包まれた。

(撮影=HAJIME KAMIIISAKA)

 さらにアンコールでは最年長バンドThe KanLeKeeZも登場し、グループサウンズでTHE ALFEEとは一味違ったステージで魅了し、さらに「SWEAT & TEARS」では観客の頭上から約2万個の風船がアリーナを埋めつくように降り、観客のボルテージは最大限に。1万2000人全員で拳を高く振り上げながらの、大合唱が巻き起こった。

 アンコールには高見沢が「この夏はデビュー44年目に突入する夏です、膨大な時間が流れ、人も街も変わって行く中で唯一変わらないのはこの場所で3人で歌っていることです。ライブハウスのころから変わっていない。やり続ける意志、継続する力は変わり行く時代で3人で掴んだと思う。今日の日を遠い夏の忘れられない思い出としたい。30年後に会いましょう。アルフィーは永遠です」と言葉が届けられ、観客から盛大な拍手が送られた。

 この後、高見沢のソロプロジェクトTakamiyのライブが9月2日、3日に神奈川・パシフィコ横浜で開催されることも発表。さらに、THE ALFEEの秋のツアースケジュールも発表され、31回目の夏フェスは幕を閉じた。

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