徳永英明、難病克服後の初シングルへの想い
歌手の徳永英明が28日放送のフジテレビ系『ノンストップ!』に出演。もやもや病を克服して最初のシングルとなる「バトン」に込めた自らの想いを明かした。
番組が放送された同日、1年3カ月ぶりとなるシングル「バトン」をリリースした徳永。番組では新曲に対して込めた胸の内にVTRインタビューで迫った。
2001年に厚生労働省が難病に指定しているもやもや病と診断された徳永。1年半に及ぶ音楽活動の休止を経て、2002年に開いた記者会見で、歌手活動への意気込みを語っていた。
ところが昨年、もやもや病の症状が悪化しているとの診断を受け、手術を薦められたという。数カ月後にツアーを予定していたなかで、「早めにやってみようかなっていう思いで」手術を受けたことを述べ、その3カ月後には見事復活。全国ツアーをおこない、「手術で体力がかなり奪われたので、その関係上、歌に対しての不安はありましたけど、今は全然問題ないです」と現在の体調を語った。
そして、復帰後初となるシングル『バトン』が同日発売された。徳永の優しいボイスとメロディが耳に溶け込んでくるような楽曲で、作詞作曲を自ら手掛けた徳永は「自分のことしか書かないんです。自分の心境に従って詞と曲を書いた」と紹介した。
番組ではこの楽曲を「どんな心境の時に書いたのか」を尋ねた。ヒットアルバムとして知られるカバー集『VOCALIST』を「出すたびに期待されたわけじゃないですか」と話す徳永は、「その間にオリジナルアルバムを出しても期待されるから、期待されるのが嫌だったのか、そんな心境だったと思う」と葛藤を抱えていたことを明かした。
そして、世間一般の30代~50代が「色んなストレスを抱えていると思うんですけど」という徳永は、「負けてもいいし、泣いてもいいし、立ち止まってもいいし、先に進めなくてもいいから、そこにバトンをつなげてもいいし、つなげなくてもいいしという感覚で書いた歌だと思います」と客観的に捉え、同世代の抱えたプレッシャーを和らげられる楽曲として作り上げたことを語っていた。
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