「今日までそして明日からも、吉田拓郎tribute to TAKUROYOSHIDA」ジャケット写真

 13組のアーティスト陣が参加する吉田拓郎の名曲をカバーしたアルバム『今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO YOSHIDA』が6月7日にリリースされる。このアルバムは、音楽プロデューサーの武部聡志氏が、吉田拓郎の古希のお祝いのプレゼントに生まれた企画。13組のアーティストの中には、井上陽水、徳永英明、ポルノグラフィティ、Mrs. GREEN APPLE等といったアーティストが参加している。武部氏は同作品に対して、「『今』の作品として楽しんで頂けたら」とコメントした。

 ポップ界のパイオニアとも言われる吉田拓郎が、4月5日で71歳を迎えた。今回、節目となる古希のお祝いに音楽プロデューサーの武部聡志氏が、プレゼントとして制作されたのが本企画。

 参加アーティストには、奥田民生「今日までそして明日から」、chay「結婚しようよ」、Mrs. GREEN APPLE「流星」、寺岡呼人feat.竹原ピストル「落陽」、鬼束ちひろ「夏休み」、一青 窈「メランコリー」、井上陽水「リンゴ」、髙橋真梨子「旅の宿」、徳永英明「やさしい悪魔」、織田哲郎「おきざりにした悲しみは」、THE ALFEE 「人生を語らず」、ポルノグラフィティ「永遠の嘘をついてくれ」といった幅広いアーティスト13組が参加し、全12曲を収録。

 各アーティストが想い想いのアレンジで、吉田拓郎の楽曲を独創的にアレンジした内容。加えて、吉田拓郎の新しい発見と可能性に満ちたアルバムに仕上がった。

 企画制作プロデューサーを担当した武部氏は、「2016年4月に70歳、古希を迎えられた吉田拓郎。言わずもがな、日本のポップス史を語る上で欠かすことの出来ないパイオニアである 。そんな拓郎さんのお祝いをトリビュートアルバムという形でさせて欲しいと 申し入れたのが2016年1月。いつものように眼鏡の奥から優しい目をのぞかせつつもクールに『武部に任せたよ、好きなようにやりなよ』と言って貰えました」とアルバムの制作に至った経緯を説明。

 続けて「それから1年半がかりでこのアルバムが完成することになり、感無量です。彼が生み出してきた名曲の数々を、世代を越えたアーティスト達が新しい解釈でパフォーマンスする華やかなアルバムに仕上がったと思っています。いわゆるJポップ以前の日本のロック・フォーク・ニューミュージックなどの流れを切り開き、あとに続くアーティスト、ミュージシャン、スタッフ、あらゆる音楽に関わる人々に影響を与えた吉田拓郎。 僕自身、彼と出会った事で、その後の音楽人生が大きく変わりました」とアルバムの完成に達成感をのぞかせた。

 さらに「そして、音楽に対する情熱を持ち続けることの大切さを教えられました。吉田拓郎と同じ時代を生きた世代から吉田拓郎を知らない世代まで、このアルバムに収められた曲達を「今」の作品として楽しんで頂けたら嬉しいです。 拓郎さん! これからも元気で、ますますロックな吉田拓郎でいてくださいね!」と吉田拓郎への想いを語った。

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