徳永英明「歌を取ったら自分の存在価値は多分ない」
シンガーソングライターの徳永英明(55)が21日、復帰後初となるテレビ出演を果たした。徳永は2月下旬に「もやもや病」による脳梗塞発症予防のために左複合バイパス手術の為、活動を休止していた。
21日放送された、NHK総合『SONGS』では13日に独占インタビューを実施。16日・17日に東京・豊洲PITで開催された、徳永の退院後初めての現場復帰となるイベント『30th Anniversary Acoustic Special Live 2016』の舞台裏に密着取材した。
徳永はインタビューで「自分から歌を取ったら自分の存在価値は多分ないと思うんで。入院中はもう歌わなくていいかなと思ったこともありましたけど、やっぱり声を出してその瞬間、響きが自分を大きくしてくれる」と、これからも歌い続ける決意を語った。
ステージを終えて徳永は「しゃべってるより、歌ってる方が自分には合ってると思いました。もう少し体調を上げて、もっといい歌を歌えるようになればいいなと思いました」とコメント。これからの活動に前向きな姿勢を見せた。
ちなみに、「もやもや病」について説明している慶応義塾大学病院医療・健康情報サイト(KOMPAS)には「別名ウィリス動脈輪閉塞症とも呼ばれ、日本で発見された病気」とある。実は英語名も「Moyamoya disease」と「もやもや」がそのまま使われている。
頭蓋内で左右の内頸動脈と左右の椎骨動脈の4本がリング状につながり、「ウィリス動脈輪」を形成するが、これがゆっくりと狭くなる、あるいは詰まっていくのが「もやもや病」とされている。
脳の血流が悪くなり、それを補おうと「側副血管」と呼ばれる新しい血管がつくられるのだが、細かい血管がたくさんできている様子が“もやもやとしたタバコの煙のよう”に見えるのが病名の由来となっている。
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