音楽の力で開放して欲しい、入江悠監督　感覚ピエロに寄せた期待

感覚ピエロが映画出演？

感覚ピエロの横山直弘

――近年はミュージシャンの方がドラマや映画の演技の方に進出するケースが結構ありますが、その意味では感覚ピエロのメンバーも、実際に映画に出てもらうというのはいかがでしょう？

入江悠　あ、それはいいかも。僕は結構出てもらうのは好きなので、機会があったら是非とも。俳優や芸人さんとは違う、ミュージシャン独自の佇まいというものがあるし、その瞬間にしか出せない色気みたいなものをミュージシャンは出せます。いつかチャンスがあったら出てもらいたいですね。

秋月琢登　それは是非！　僕もやってみたいですね。

――私も見てみたいです。では最後に、映画と音楽についてのアピールを一言ずつお願いします。

秋月琢登　本当に僕たちが作った曲自体も楽しんでもらいたいけど、作品がある中で映画を２時間見てもらって、最後に僕らの曲がはまった時に、また曲だけでは感じる意味合いが変わってくるところもあります。だから、そういう場面でも楽しんでもらえれば嬉しいなと思います。

横山直弘　この映画は純粋にすごく面白いです、僕らの曲を抜きにしても。だから僕らの音楽を好きで、この音楽を知っていて「映画を見に行こうかどうしようか？」とこの記事を見て迷っている方がおられたら、「本当に面白い！」ので、是非映画館で見てもらいたいです。

入江悠　今言われちゃったんですけど、本当に映画館で見てもらえると嬉しいですね。彼らには、音の鳴り方とか、ボリュームの調整をする、「ダビング」という最後の過程にまで立ち会ってもらって、エンドロールの聴かせ方を調整したので、そんなこだわりのある曲の最後まで見て、余韻を持って帰ってもらえると、とても嬉しく思います。

（取材＝桂 伸也／撮影＝編集部）