長尾謙杜、大泉洋、堤真一

 大泉洋、長尾謙杜(なにわ男子)、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一、入江悠監督が映画『室町無頼』(25年1月17日)ジャパンプレミアに登壇した。

 自らの力で時代を切り拓いた「無頼」たちを描いた垣根涼介氏による同名小説が原作。歴史に残された史料は少ないが、「無頼」たちは確かに実在し、腐りきった政治と世の中を叩き直そうと、命がけの戦いに挑んだ男たちの姿を描く。

 本作では激しいアクションも大きな見どころだ。そんなアクションシーンの裏側を振り返り、大泉は「長尾君のアクションはとんでもなくて……。台本を読んだ時からト書きが何ページも続くんです。とんでもなく長い動きの指示の最後に『以下、ここまでを一連で』と書かれていて……!バカじゃないかなと思いましたよ」と、台本の段階からその大変さが伝わるアクションをやり切った長尾を称賛。

 そのシーンの撮影を現場で見ていた堤も「やめとけばいいのに、と思いましたよ(笑)」と、その大変さを憂うこともあったというが、長尾は「大変だったんですけど、我ながら完成したものを見たら我ながらカッコイイな!と思いました」と、スクリーン上でのアクションの仕上がりに自信を覗かせた。

 一方で、当初ほとんどなかったという、堤演じる道賢の殺陣のシーンは、監督のリクエストでどんどんそのボリュームが増えたそうで、間近で体感した堤の立ち回りに、長尾は「貫禄もありましたし、一つ一つの動きにキレがあって、一個一個が“必殺技”みたいでした」と先輩俳優の迫力の殺陣に目を輝かせるも大泉から「我々が早く動けないとディスってるの?」と大泉節で返され「そんなことないです!」とタジタジだった。

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