瀬尾深月(佐野勇斗)©TBSスパークル TBS

 TBS系火曜ドラマ『君の好きは無敵』の第2話が7月21日に放送され、放送後2週連続となるXトレンド1位を記録した。キャラクタービジネス業界を舞台に、元コンサルの草壁杏奈(松本若菜)と偏屈な天才デザイナー瀬尾深月(佐野勇斗)が世界的大ヒットキャラクターを目指す本作は、第2話にして「創作の原点」を問い直す重厚な人間ドラマを展開した。(※ネタバレあり)

 前話で再び創作の道を歩み始めた瀬尾と、正式にコンサル契約を結んだ杏奈。しかし、瀬尾の真の目的は大ヒットを生み出すことではなく、かつて自らのデザインを無断改変したMERRY社長・大三島(本郷奏多)への「敵討ち」であった。憎しみに突き動かされ、スケッチブックを復讐のイメージで埋め尽くす瀬尾に対し、杏奈はその執着を否定せず「敵討ちプラン」と再定義することで、負の感情を創作のエネルギーへと転換させる道を示す。

 復讐心に囚われるあまり一度は仕事に失敗する瀬尾だったが、店先で子どもたちの風船に絵を描くという何気ない瞬間が転機となった。遊び心あふれるキャラクターが瞬時に子どもたちを笑顔にする光景を目の当たりにし、瀬尾は「誰のために描くのか」という創作の原点を取り戻していく。

 物語の終盤では、瀬尾と大三島の宿命的な因縁が表面化する。キャラクターを徹底して利益追求の「商品」として扱う大三島と、生み出したキャラクターを自らの「分身」のように慈しむ瀬尾。この激しい創作哲学の衝突を経て、杏奈は大三島から突きつけられた「半年後の勝負」を受けて立つ覚悟を固めた。

瀬尾深月(佐野勇斗)©TBSスパークル TBS

 SNS上では、佐野勇斗演じる瀬尾の不器用かつ豊かな表情に、「不器用だけど素直な瀬尾きゅんかわいい」「着ぐるみ履きながら歩く瀬尾さん、モルコの腕がぴょこぴょこしてカワイイ」「瀬尾くんぶっきらぼうなのに絵描いてる時は楽しそうで可愛い」「かわいいには勝負させない...瀬尾くんかっこいい」など反響を集めている。

 7月28日放送の第3話では、「ただ支える」というコンセプトのもと、新キャラクター誕生に向けて杏奈が奔走する。しかし、肝心の瀬尾はデザインに取り組む様子もなく、さらなるトラブルの予感を感じさせる展開となっている。一方で、冷徹な大三島が率いるMERRY内部でも、長年グッズ制作を担当してきた廣瀬(藤井隆)が葛藤を抱き始めるなど、組織の亀裂も示唆されている。

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