大泉洋

 大泉洋、堤真一、長尾謙杜(なにわ男子)、松本若菜、入江悠監督が17日、都内で行われた映画『室町無頼』初日舞台挨拶に登壇した。

 【写真】大泉洋、映画『室町無頼』初日舞台挨拶の模様

 本作は、自らの力で時代を切り拓いた「無頼」たちを描いた垣根涼介氏による同名小説が原作。歴史に残された史料は少ないが、「無頼」たちは確かに実在し、腐りきった政治と世の中を叩き直そうと、命がけの戦いに挑んだ男たちの姿を描く。大泉は日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男で本作の主人公、蓮田兵衛を演じる。

 コロナ禍で一度は止まったという本作。構想から9年をかけて公開となったこの作品に大泉洋は、「この布陣が揃うのを待っていたんでしょう」と感慨深い様子。

 イベント後半ではフリップを使用した質問コーナーへ。作品のストーリーにちなんで“大逆転したこと”“大逆転を狙いたい”ことについて事前に回答をそれぞれが用意。大泉の前に長尾が、「大泉洋さんといろいろ逆転してみたい」という回答を提示していたことに大泉は、「まさか(回答が)被るとはね」と意味深な発言。

 大泉のフリップに書かれていたのは「長尾謙杜に勝つ!!」。その理由に、本作についてエゴサーチをすると、本作の感想を観て長尾についてのコメントの多さに「謙杜くんのファンしか見てないのか!」と興奮気味に話し、会場は爆笑に包まれた。

 さらに大泉は、「ここからはもう大泉くんがかわいい、かっこいいと言われたい」と、会場の笑いを誘い、「とにかく逆転したい、もうなに見ても謙杜くん。だから今年は長尾謙杜に勝つという…」と嫉妬していたという。

 MCが堤真一に「気にしすぎですよね。ねえ、堤さん?」と尋ねると堤は、「俺も気にしているけどな」とぽつり。まさかの発言で会場を笑わせた。

 最後に大泉は、「時代劇でしか表現できないものがあると思います。こんなことで人が死ななければいけないのか、時代劇でしか表現できない憤りや熱い魂とかあると思います。現代では考えられない世界が描かれていますけども、政治に対する不満だったり思うことなど現代と変わらないものもある。民衆の力で叶えていくというものは痛快なものがあります。今後の日本になにか変えたいと思った時に仲間を集めて、一揆するんです。一揆というものが流行ったらいいですね。この映画を観て力強く一揆しようではありませんか!」と締めくくった。

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