5人の意志を詰め込んだ、リトグリ さらに高まったハーモニー
INTERVIEW

5人の意志を詰め込んだ、リトグリ さらに高まったハーモニー


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年06月07日

読了時間:約13分

全力で臨んだカバー。「おっ!やるな!」て、思って欲しい

かれん

――そして、Earth Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイアー)の「SEPTEMBER」のカバーも収録。

芹奈 私が最初にアースを聴いたのは小学生の頃で、私自身大好きなアースのカバーが出来るのは、本当に嬉しかったです。でもそれ以上に、母がすごく喜んでくれたので、これで少しは親孝行出来たかなって思っています。

manaka 今までも洋楽のカバーはやって来たけど、今回は英語の発音に苦戦して、何度も歌い直して大変でした。特にアサヒが、時間がかかったよね。

――英語が苦手なんですか?

アサヒ はい。苦手です(笑)。今までのレコーディングで、いちばんテイク数がかかったと思います。それほど大変でした。

――アレンジは、原曲を重視して?

manaka はい。原曲に近いです。

かれん でも、コーラスをふんだんに入れて、リトグリらしさも出していて。原曲もキーは高めですけど、私たちはさらにキーを上げて歌っているので、サビはめちゃめちゃ高いんですよ。

MAYU 5月22日に開催されたアースの日本武道館公演で、サポートゲストを務めさせていただいたんですけど、そのとき初めてリトグリを知った大人のリスナーの方も多かったと思います。

 アースファンの大人の世代の方は、音楽好きの方が多いので、そういう人たちに知っていただけたのは、本当に嬉しかったです。「リトグリいいじゃん」って、もっと言ってもらえるように、頑張りたいですね。

manaka 本家へのリスペクトも込めつつ、私たちらしいハーモニーもたっぷり入れて、フェイクもここぞとばかりに入れているし、全力で臨んだカバーです。アレンジも、気分がアガってスカッとするものになっています。

 私たちと同世代のファンは、私たちのカバーでアースのことを知る人がほとんどだと思うので、私たちきっかけでアースや洋楽の名曲を好きになってくれたら嬉しいです。大人の方は、これを聴いて「おっ!やるな!」て、思って欲しいです。

アサヒ

――バラエティに富んだ1枚。ミニアルバムを聴くくらいの満足感がある1枚になりましたね。そして9月からは、全国ツアー「リトグリライブツアー2017秋 Let’s Grooooove !!!!! Monster」が。

芹奈 5人でツアーを回るのは初めて。5人でもパワーアップした姿を見せて、これから先に期待してもらえるようなツアーにしたいと思います。

manaka アサヒの出身地である北海道に初めて行きますし、今までワンマンで行ったことのない地域や会場もあるので、初めての方に「リトグリやっぱり良いな」と思ってもらえるように頑張ります。

アサヒ 地元でやれるのは、すごく嬉しいです。5人でのツアーは初めてなので、不安がまったくないわけではないですが、まだ会ったことのない新しいお客さんと出会えると思うと、今からとても楽しみです。

MAYU 5人で初めてやったライブでは、私たち自身とてもドキドキしていたんですけど、見てくださったみなさんから「もっと応援していきたいと思った」という声をたくさんいただきました。まだ私たちのことを知らない方にもっと届くように、より進化した私たちを見せたいです。

かれん 5人になったことで、改めて自分たちの歌というものを見つめ直すことが出来たし、初心に還って、フラットな気持ちでスタートすることが出来たと思っています。さらに高まった私たちのハーモニーを楽しんで欲しいです。

(取材・撮影=榑林史章)

 ◆Little Glee Monster 「最強歌少女オーディション」合格者を中心に2013年に結成され、2014年にシングル「放課後ハイファイブ」でメジャーデビュー。2016年にはディズニーアニメ『ジャングル・ブック』キャンペーンソング「君のようになりたい」に抜擢。本人が出演した、ソニー損保やラウンドワンなどのCMに楽曲が起用されて話題を集め、2017年1月に初の日本武道館ライブを成功させた。

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