5人の意志を詰め込んだ、リトグリ さらに高まったハーモニー
INTERVIEW

5人の意志を詰め込んだ、リトグリ さらに高まったハーモニー


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年06月07日

読了時間:約13分

全曲メッセージ性があり、聴き応えのある1枚

芹奈

――カップリング曲の「幸せのかけら」は、ピアノやストリングスの入ったバラードナンバーで、聴き応えのある曲になりましたね。

芹奈 作編曲の中村泰輔さんは、前回のシングルの表題曲「はじまりのうた」を作ってくださった方で、私たちの武道館公演を見た上で、私たちのことを思って書いてくださったそうです。

 ファンの方が私たちを見つけてくれたから、武道館という夢が叶ったし、ワールドツアーや2020年の東京オリンピックで歌うという、もっと大きな夢を見つけることが出来ました。そんな私たちの気持ちを、重ねて書いてくださっています

 歌い方という部分では、「1日の終わりに聴いて欲しい曲」というテーマがあったので、それは意識して歌いました。

manaka 私たちにとっての「幸せのかけら」は、ガオラーのことだし、聴いてくれる人は、好きな人のことや友だちのこと、家族のことなど、自分にとっての大切な相手を浮かべて聴いて欲しいです。

――MAYUさんは、どんな曲になったと思いますか?

MAYU これは私自身も新鮮だったんですけど、この曲は、私のソロパートから始まるんです。そういう曲は、シングルではなかったので、その部分でも、ファンの方には新鮮さを感じていただけると思います。

 それと歌詞は、最初は自分1人の世界だったのが、サビでは「この広い世界」と歌っているように、曲の雰囲気が大きくなっていくに連れて、歌詞の世界観もどんどん大きくなって行きます。今までに歌ったバラードとはまた違った、奥深さを表現出来たと思います。

かれん 私は、この曲で初めてオチサビに挑戦しました。歌とピアノだけになって、“オトす”ところがすごく短いんですけど、そこからすぐ壮大に広がって行くので、そこの切り替えがすごく難しくて。何度も挑戦して頑張ったので、注目して聴いて欲しいです。

アサヒ ハモりは、本当にいろいろなパターンをやっています。幻想的に広がって行く部分があったり、音が「ファ〜」っと広がっていくところもあって。

――さっきの「針」みたいに、何かに例えると?

アサヒ 「綿」かな(笑)。

manaka なるほど!

――3曲目の「Go My Way!」は、軽快なファンクナンバーで、ジャクソン5みたいな感じですね。

MAYU

MAYU まさに、そういう感じです。

manaka 私たちのメジャーデビュー曲「放課後ハイファイブ」と同じ、KEN for 2 SOUL MUSIC,inc.さんの作曲で。「放課後ハイファイブ」には、みんなで「ハ〜ウッ」って歌う通称「ハウコーラス」があったんですが、この曲で久しぶりにハウコーラスをやっていて。「放課後ハイファイブ」など初期の曲を好きな方なら、きっと気に入ってくださると思います。

芹奈 最近は、「はじまりのうた」や今回の「だから、ひとりじゃない」など爽やかな曲調が多かったので、こういうグルーヴ感溢れるパワフルな曲調は、すごく久しぶりです。

 それに今回の3曲は、どれもメッセージがしっかりしているから、それだけに聴き応えのある1枚になっていると思うんですけど、特に「Go My Way!」は、「自分が決めた道を、絶対に歩んで行くんだ!」という、力強さが込められています。

――この曲は、『第5回全国小・中学校リズムダンス ふれあいコンクール』の規定曲になっていて。

MAYU 小中学生時代は集団行動をする時期で、その中では仲間との関係も大事なので、<どこにも代わりがない僕ら>という歌詞は、きっと響いてくれると思います。歌詞を噛みしめながら、仲間と協力して踊ったら、きっと良いダンスが出来ると思います。

――ライブでは、振り付けが?

かれん 最後にガッツポーズと言うか、「力こぶ」を見せるみたいな感じの振りがあって。ライブでは、みんなでマネしてポーズして欲しいですね。

 それに全員が入れ替わりで、メインボーカルがどんどん変わって行くところもポイントです。みんな歌い方がまったく違うので、それぞれの個性を楽しんで下さい。

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