山田姉妹とこまどり姉妹、左手から並木栄子、山田華、山田麗、並木葉子(撮影・松尾模糊)

 双子ソプラノデュオの山田姉妹が8日、都内でデビューコンベンションの公開リハーサルをおこなった。リハーサル後には囲み取材に応じ、デビューへの意気込みなどを語った。また、双子デュオの先輩である、こまどり姉妹も祝福に駆け付け、2人に花束を贈呈した。デビュー前の2人にこまどり姉妹は「歌声聴かせてもらったけど、素敵だったわ」とその実力に太鼓判を押した。

 山田姉妹は山田華(はな=姉・25)と山田麗(れい=妹)の二卵性双生児の姉妹によるソプラノデュオ。姉の華は、東京藝術大学声楽科卒業。在学中に「安宅賞」を受賞。2011年度ミス鎌倉でもある。妹の麗は、国立音楽大学声楽科、オペラソリストコース、共に首席卒業。卒業時に「武岡賞」を受賞。女優としてTBS系ドラマ『3年B組金八先生』などに出演している。

 山田姉妹は、22日にカバーアルバム『あなた~よみがえる青春のメロディー』でCDデビューを果たす。この日は、そのコンベンションをおこなう会場でのリハーサルを記者に向け公開し、歌声を披露した。

 リハーサルではデビューアルバムにも収録されている吉田拓郎の「結婚しようよ」と、シンガーソングライターの小坂明子「あなた」を披露。リハーサルとは思えない、息のぴったり合った、透き通る歌声を会場に響かせた。

 この日は、先輩デュオのこまどり姉妹が、花束を手にデビューのお祝いに駆け付けた。着物姿で訪れた2人に麗は「そっくりで羨ましい~」と羨望の眼差しを向けた。

 こまどり姉妹は、1959年にデビューし、今年で活動58年目。長年デュオとして活動する秘訣について、並木栄子(姉)と並木葉子(妹)は「私たちはお互いを尊重し合ってね、いいことだけ褒め合って、悪いところは見て見ぬふりして仲良くしてちょうだい」とアドバイスを送った。

 デビュー前の若い2人を見て栄子は「デビューした時を思い出すわ。ピチピチしてんだもの」とデビュー時の自身と山田姉妹を重ね合せた。

 葉子は「さっきも歌声聴かせて頂いたけど、素敵だったわ」と山田姉妹の実力に太鼓判を押した。

リハーサルを公開した山田姉妹(撮影・松尾模糊)

 リハーサル後に、山田姉妹は記者による囲み取材に応じた。華はデビューする心境について「小さい頃からずっと、2人でデビューすることが夢だったのでやっと夢が叶うんだな、と今もまだ実感はなくてふわふわしているんですが…」と長年の夢の実現にまだ実感が湧かないという。麗は「小学校の卒業スピーチで2人とも、歌手デビューが夢だと言っていて。やっと叶うということで、何日も頭が冴えて眠れないくらい興奮しています」と嬉しさのあまり、興奮して寝不足であることを明かした。

 デビューアルバムが昭和時代の曲のカバーであることについて、麗は「小さい頃から一度聞いた曲は、ずっと覚えていて…今回の曲は父が車の中で流していて、それを幼い頃ずっと聴いていました。私たちは平成生まれなんですけど、テレビなどで昭和の名曲を聴くと、『ああ、懐かしい!』と思ったりするんです」と父親の影響が今回の選曲に繋がったと語った。

 華は「100曲くらいの中から、2人のイメージなどを考慮して厳選した13曲です」と今作の選曲について語った。

 また、プライベートでは一緒に買い物に行くなど、その仲の良さも明かした。歌うことと、ギョーザ好きということ以外では、好みも違うという2人。華は、好きな異性のタイプにプロゴルファーの石川遼選手を挙げ「きりっとした目が好き」とコメント。麗は、英・俳優のヒュー・グラントを挙げ「笑った時の皺が好き」と言う。

 双子デュオである2人。由紀さおりと安田祥子、こまどり姉妹など姉妹で歌い続けるデュオについて華は「大人になってもずっと2人で歌っていけるというのは、羨ましいとは思っていました」とデュオへの憧れがあったという。

 麗は「普段は無いのですが、双子だと歌うときは誰よりも呼吸が合うというか、以心伝心みたいなものがあって先輩方はそういう魅力を分かっているのかもしれないと思います」と姉妹だからこそのデュオの魅力について語った。(取材・松尾模糊)

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