デビュー10周年を迎えたジャズシンガーのmegが12月7日に、10周年記念ベストアルバム『origin best』をリリースする。2006年にアルバム『Grace』でメジャーデビューした彼女は、ジャズ歌手ながらもポップスのフィールドでも勢力的に活動。これまでにジャズ界の巨匠であるロン・カーターをプロデューサーに迎えたジャズアルバムの制作や、ギタリストの押尾コータローやR&BシンガーのSWEEPらから楽曲提供を受けるなど幅広い共演もみせている。今作はこの10年をパッケージしたポップス側のベスト。ジャズとの出会いから、メジャーデビュー、ポップスへの挑戦、さらに今作に収録されたmegの今を切り取った新曲「大丈夫」の制作話などを聞いた。
megの成長アルバムです
――『origin best』の手応えは?
ジャズを中心にポップスなどにも挑戦した10年だったので「10年という足跡」と言いますか、自分の歩いてきた歴史を1枚にして残したら良いのではないかというアイディアがスタッフとの話し合いで出てきたんです。10周年イヤーという事で、来年11月に向けて色んな企画を考えています。まずは第1弾として「ポップスのベストアルバムを作ってみては?」という事になったのがきっかけです。
スタッフの勧めもあって1枚のアルバムができました。作っている時は「収録曲はリリース順でいいよね?」という感じで、順に振り返って「懐かしいな」とか「この曲最近ライブでやっていないな」とか、それくらいの感じだったんです。でも実際にパッケージになって順番に聴いてみると「10年は凄い時間だったんだな」と感じました。手に取って実際に聴いての「10年」は凄いなと。
――とあるアーティストがベストアルバムについて「アルバムをめくるようだ」と表現していましたが、それに近い感じでしょうか?
そうですね。1曲ずつ聴いていると、それぞれのエピソードが呼び起こされてきて「あの時はこんな事があったな」とか「このレコーディングはここが大変だったな」とか思い出すんです。経験を積んでいく過程と、今の自分を照らし合わせてみると色んな意味で強くなっていけるし「人って凄いなぁ」と思います。そういった重みを凄く感じます。megの成長アルバムです。
子供だったら10歳ですから。生まれた時は喋る事も出来ないのが、10歳といったらかなり“おしゃまさん”でしょうし。子供にしてもそうであるわけで「私もジャズシンガーとしての10歳なんだな」と思うと子供の見方が変わってきたりしますね(笑)。10年というのは凄く大きな時間だと思います。
――デビューした時の事は鮮明に覚えていますか?
兎にも角にも結構なめまぐるしさだったんです。だから断片的に「うわ、ヤバいこれ」みたいのはよく覚えています。初めての経験でドキドキ緊張しちゃった事とか、いきなり3000人の前で歌うとか。それまでは、10人くらいとか、多くて20人とか。小さいハコでしか歌った事がなかったので。それでいきなり3000人というのは桁が違うみたいな(笑)。
レーベルの方々のお力添えのおかげもあって、その時までの自分とは色んな事が全然違う規模で進んでいけました。そういった訳で「ヤバい…」という感じでしたね。まぁ鳥肌は立ち、毛穴は開きまくりでしたよ。
それこそメディアさんにも色々と取りあげて頂いたので、ライブのお客さんの層が変わったというか、初めましての方が増えたんです。雑誌の切り抜きとか持参して来て下さったりする人もいたりして(笑)。
――そもそも、なぜジャズを歌うようになったのでしょうか。
まず音楽全般が大好きなんです。それで、大人の階段を昇るにつれて。若い頃から結構ませていて、先の事を考えていくような人生だったんです。ある時にカラオケで歌っていて、ふと「これから先ずっと歌っていけるジャンルの音楽ってないのかな?」と思ったんです。その時代ごとの若手アーティストは、キャッチーだったり感動的だったり楽しかったりするものが多くて、そういうものをいち早く取り入れて、友達とかとカラオケに行った時などは我先にと歌ったり。「最新ヒットチューン」的なものですね。極端な話「50代、60代になっても、年齢を重ねても歌っているかどうか」と考えると「そうじゃないよな」という事を漠然と思って。「じゃあ、ジャパニーズソウル=演歌なのかな?」とか。そんな事をフワッと考えたり。
――演歌もいいですよね。
その頃に友達から誕生日プレゼントでジャズやボサノバのCDを貰ったんです。「これ、よかったら聴いてみて!」と。今思うとすごくお洒落な友達だったと思います。その時は、ジャズは自分より遠い世界の音楽だと思っていたんです。しばらく熟成させていました。すぐは聴かなかったんです(笑)。
でもその後にふとした瞬間に聴いたんです。そうしたら、これが私の心を揺り動かしたんですよ。そのCDはエラ・フィッツジェラルドという黒人女性ジャズシンガーの作品だったんですけど。「これは本格的なんだろうな」と最初は思って聴いてみたんですけど、優しくてふくよかで素敵な歌声で。私のこれまでの黒人シンガーのイメージを翻されたような感じでした。
この時に「ジャズの面白さ」に初めて触れたんです。イントロにお経みたいな歌があって「何コレ?」みたいな衝撃を受けました。「Night And Day」という曲なんですが、こういう事が有りなんだと。そのアルバム全般を通して、色んな事がおこなわれていて「ジャズって何かすごいかも」と思いましたね。
そこから、もちろん友達に貰った残りのCDも聴きましたし、もっと色々聴いてみようかなと。私は収集癖がわりと強めの方なので「ハマっちゃうと集め出す」という性質なんです。ジャズの売り場に行って店員さんに話を聞いて、お勧めを教えてもらったりしながらCDが増えていきました。ゆくゆくはスタンダードナンバーや「Night And Day」を私なりのアレンジと歌で歌ったらどうなるのかという興味に変わっていって「ジャズをやってみよう」と思いました。
ジャズには「やらなきゃ!」と思わせてくれるものがある
――その頃にはもうシンガー志向でしたか。
そうです。ですので、ジャズボーカリストの丸山繁雄さんに「弟子にして下さい」と訪ねたんです。やはり、一人だけの知識では到底敵わないだろうなというくらい、ジャズには重厚な歴史がありますので。
ジャズの曲ができた背景には、その時代の人種差別だったり凄くディープな世界があります。自分で勉強していたら「あまり見たくないな、聞きたくないな」と思って避けてしまっていた部分があり、それを先生に教えて頂くという事は授業の一環なので、そういう事も含めて「ジャズって凄いジャンルだ」と感じましたね。
色んな課題曲を先生と一緒に練習してレパートリーを増やしていって「よし、じゃあお店に行って歌わせてもらおう」と思って、銀座のジャズクラブで歌わせて頂いたんです。お客さんがいる前で、ライブとして。
――出演交渉などもご自身でやられたのですか。
そうですね。直接お店に行ったりして。丸山先生に「生徒にして下さい」という風に直接行ったのもそうですね。ジャズのおかげでというところもありますけど、“性格改造”してもらえたのかなと思います。あまり積極的に行くタイプではないんですけど、ジャズには「やらなきゃ!」と思わせてくれるものがあるんです。
なので、自分が変わったと思います。それこそ未知なる世界だったので。ライブをやってお客さんの反応を見て、そこでまた次に向けてステップアップしよう、という感じでやっていました。私にとって人前に立つという事が大きかったんです。「このままの自分ではいけない」という感じがあって。そのお店で歌っていて、ジャズレーベルの方がお客さんとして来ていて「デビューしてみない?」と誘ってくださったんです。
でもデビューをしてからは自分の範疇(はんちゅう)を超えていく話なので、デビュー当初は前の自分にちょっと戻っちゃった気配がありましたね。びっくりしちゃって控えめになっちゃったかな、というところがありました。
――デビュー後はジャズからも飛び出してポップスにも挑戦されましたが、飛び出して行く勇気は必要でしたか?
ジャズを始めた時に大変だったのが4ビートや2ビートと言う、たっぷりとしたビートに慣れるという事でした。8ビートや16ビートのポップスを「イエー!」と歌っていたのが、「4つ」になるという事がまずどういう事なんだろうなと。
だからすごく戸惑いました。逆に、空間を見つけられるようになると「焦って歌わなくても、ゆったりと歌えるんだ」と気づいて。“間が気持ちいい”とやっと感じられるようになった時に「ポップスも歌ってみないか?」というお話になったんです。
もちろんそれは嬉しい話ですし「ジャズシンガーのmegが歌うポップスはどうなのか」と、自分でもその扉を開けてみたかった。湯川れい子先生に歌詞を書いて頂けるとか、押尾コータローさんに曲を作って頂けるという話で、それは願ってもない事とだったので是非お願いしました。
曲はバラードナンバーだったので、ジャズのバラードとそう遠くないと思え、そこは気持ち良く歌わせて頂いていたんですけど。後々、この10年の後半となる去年とか一昨年あたりからEDMとかR&Bとかも出てきまして。シンガーソングライターのSWEEPさんと映画の主題歌を歌わせて頂いたんですけど。
――今作にも収録されている「Believe in Love〜with SWEEP〜」ですね。
はい。SWEEPさん自身がR&Bの方。縦のリズムが強調されている歌い方なんです。私はどっちかというとたっぷりという感じなので、縦のリズムに合わせる事がすごく大変でした。 SWEEPさんとの出会いはかなり大きかったです。「ポップスって難しいな」と思って(笑)。
ジャズは2拍、4拍目の“ウラ拍”でリズムを取るんです。ポップスは逆なのでそこからして既に違う。ポップスを歌っている時でも、いまだに癖が残って2、4拍目でリズムを取っちゃったりするんです。そうするとグルーヴが変わってくるんですよね。やっぱり生演奏なんかでやっていたりすると、自分との違いが如実に出るんです。バンドとの温度差が生まれてしまって。
だから「いけない。2拍、4拍のウラでリズムを取っていた! こっちだ。1拍、3拍、1拍、3拍」みたいに考えて。でもそのポップスのライブのおかげで、本当は必要無いんですけど“ジャズとポップスとの境界線”というのはだいぶ無くなったのかなと思います。1度ライブをやるだけで、こんなにも色んな事が具体的になってしまうのだと。絵空事が形になるというか。
ジャズでもポップスでも“固まる感”が凄いですね。新曲など、やる前は「これはどうやってやろうかな」と思っていても、1日ライブをやるだけで入り込み方、馴染み方が全然違うんです。一人で黙々と100回する練習よりも、1回のライブ。みたいな感じです。それ以上かもしれないですね。きっと色々なものをオープンにしているからなんでしょうかね。ライブはもの凄く楽しいですし、ライブが出来るようになって本当に良かったと思います。
――ポップスを歌っていても、自身はジャズシンガーだと思いますか?
そうですね。『ジャズシンガーmeg・プレゼンツ・ポップスショウ』みたいなそんな感じでやっています。ポップスしか歌ってない筈なんですけど、「今日のジャズライブ楽しかった」と言うお声を頂くので。やはり“ジャズシンガーmeg”というのはちゃんと看板になっているんだなと思います。
でもポップスを歌っている時はポップスのフィーリングで歌っています。それこそ縦にリズムを取る、みたいな。ジャズの時はジャズのフィーリングでやってと、ちゃんとスイッチしているつもりなんです。それが最初の頃はなかなか上手くいかなかったんですけど、今はスムーズに切り替えて出来るようになったのかなと思います。そう思うと、楽しかったことはもちろん、大変なことも含めて色んな経験をさせて頂いて良かったなと。
笑顔で過ごせる時が来るから大丈夫
――『origin best』にはベストながら新曲「大丈夫」もありますね。
10年分の歴史なので、今までの曲を集めてくれば完成という感じではあるんですけど、「じゃあ、Nowは?」という事ですね。「今のは?」というのも作りたいと思い、新曲を レコーディングしました。“10年目の今”という感じですね。成長記録なので、「megは大人になったよ」と(笑)。
でもこの曲、最初はこんなに壮大なバラードになるとは思っていませんでした。「バラードですよねえ」くらいな感じで。ところが制作していくにあたって色々なアドバイスや修正が入って変化していきました。
修正されていく毎にどんどん壮大になっていって。曲の後半は2回転調しているんですよ。最初は1回とか、転調自体しなかったりしたんですけど、「転調した方がいいのかもしれない」、「そうですね」という事で転調して。今度は「もう1回転調した方がいいかもしれないね」、「そうですね」と、どんどん壮大になっていったんです。
――転調2回というのはなかなか変わっていますね。
珍しいタイプの曲なのかなと思います。それだけ難易度も上がるので「さあ、これはどうしよう」という感じでした。でも、この10年歩んできた時間がしっかり自分の背中を押してくれているんだなと思うレコーディングが出来ました。10年前はもっとおっかなびっくりにマイクの前に立っていたんだろうなあとも思ったり。
「今出来る事を精一杯やるしかない」というハングリーな気持ちで「かかってこい! 転調2回!」みたいな気持ちで(笑)。もちろん詞の内容や曲調も大きいんですけど、そこで自分を甘やかせてしまうと崩れていってしまう感じがするので、そういう時はわりと自分に厳しいんです。自分の中に居るんですよ。「甘ったれるな!」と言う“S・meg”が。「M」のmegを押さえ込もうとしている存在が居るんですよ、本当に。
――レコーディングではテイク数を重ねる方ですか。
そういう録り方もします。何回か通して歌って録ったりもしつつ、という感じです。やっぱり集中力が違いますね。セクションに分けて録ったりすると繋がりの部分が気になっちゃったりするんですけど、そのぶん丁寧に録れますから。CDは繰り返して何度も聴いて頂くものなので、後々「ここはちょっともったいないな」と自分で思うのはいけない事だと思うんです。だから私はきれいに録音するという事には異論は無いんです。でもジャズの場合はそれをやっちゃうと、ちょっと違うんですよね。
ピッチがどうこう、という事よりもその繋がりの方が大事だったりするので、ジャズの場合はブツ切りして繋げる録音はなるべくしたくはありません。でも、それも商品になる訳なので仕方ないと思う事もありますよ。ライブの時はもちろん修正出来ませんけど。演奏も、1コーラス目と2コーラス目ではアプローチが変わっていたりとか、ミュージシャンの方々もそういう風に“色”を付けて演奏して下さりますので、曲全体のフィーリングを大切にしています。
あと、新鮮な気持ちで歌っている時の方が良いですね。レコーディングで、最初のサウンドチェックで「ちょっと色々チェックしますんで、流して歌ってて下さい」という時の気楽に歌っている時の方が良くて。「じゃあ1回目録ります」と1テイク目を録ると、その前のリハっぽく歌っていた時の方が良かったりするんですよ。
「録るぞ!」となると肩に力が入っちゃって、1つ前に歌ったものが自分の中で巡ってきて「ここ良くなかったな」とか歌いながら反省会をしちゃってるんですよ。それで、次に歌う時に「直そう、直そう」と思ってしまって。結果わざとらしくなって駄目テイクになるという事はよくあります。
――新曲「大丈夫」のタイトルの着想はどこから?
この曲ができ上がったのにはエピソードがあって、私が7年ほどやらせて頂いているチャリティのイベントがあるんです。そこではメインキャストとして「発展途上国の女の子達に生きていく力を」というテーマで募金をお願いしたり、チャリティライブをするんです。そういった経緯の中で、そんな途上国の女の子達に「大丈夫」という歌詞のメッセージを届けられたらいいね、というコンセプトが基になっています。
励ましたり応援したり、「あなた達の未来には必ず光が差していて、笑顔で過ごせる時が来るから大丈夫だよ」というテーマのもとにイベントをやっているので。今回10周年の新曲にはそういうコンセプトの曲を入れてもいいんじゃないかと、作詞家さんにそんな話をして、作って頂いた曲のタイトルが「大丈夫」だったんです。
日常会話に「大丈夫」ってけっこうな勢いで出てくるんですよ。魔法の言葉ですよね。言われるとほっとするし、言ってあげたいし。色んな意図が入っているし、色んな世代の人が使えるし、凄く素敵な言葉ですよね。私的には10年なので、「10年ひと昔」という言葉があるように、この時間の重みを感じている今日この頃で、この10年から先の11周年へと向かう一歩って凄く大きいと思うんです。
――たしかに。大事な一歩になりますよね。
今までの事を考えて、反省会をして、目標を立てて、希望を持って進んでいくんですけど。その一歩って凄く力が必要。かと言って辞めたいとかそういう訳ではなくて、「どこへ向かって行く一歩なのか」というのはとても大きな意味があると思うんです。そんな自分にもこの曲が「大丈夫だよ」ってポンと背中を押してくれた気がするんです。
作詞家さんも10周年という事を念頭に置いて下さっているんですけど楽曲に「出会う」という事はやっぱり意味があるんだなと。大事な節目を迎えている私にとってこの曲が支えになってくれたように、大きな一歩を踏み出そうとしている方の背中を押すお手伝いができるかもしれないと、実体験をもとに曲の力に気づかされるんです。10年目に出会った意味を感じながら、これからも歌い続けていきたいと思います。
――この10周年はどの様なものになりそうですか。
今は10周年イヤーという事で、来年1年間に向けて色々と制作をしています。以前、湯川れい子先生、押尾コータローさんのお二人に「Christmas Rose」という曲を作って頂いたんですけど、その第二弾と言うことで、デビュー10周年を記念してまたそのお2人に楽曲提供をして頂きました。来年リリースになります。
その前後いつになるかはまだ分からないんですけど、自分の本拠地であるジャズのフルアルバムを出します。こちらはデビューアルバムでお世話になったジャズピアニストの守屋純子さんにフルアレンジを担当して頂きます。デビューアルバムのコンセプトもビッグバンドジャズだったんですけど、原点回帰と言うか「改めて、守屋純子さんとビッグバンドのフルアルバムを作る」と言うテーマで少しずつ動き始めています。
来年は大きい出来事が目白押しなので、今までの私にプラス50馬力くらいパワーを付けて、ターボをかけて加速するようなイメージです。
――更にその先の10年はどうでしょうか。
どうなっているんだろう。でもそこで「ジャズ」というジャンルを選んだ事が効いてくるんだと思います。それこそデビューの頃に歌っていたスタンダードナンバーをまた録り直しても良い訳じゃないですか。同じ選曲で、20年目とかにデビューアルバムの曲を、編成を変えて演奏するというジャズの醍醐味を味わったりも出来ますね。先が長くなれば長くなる程、ジャズというジャンルが意味を持って増してくるのではないかなと思います。
――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。
私がよく言われるのは、「ジャズシンガーっぽくないね」という事なんです。見た目も金髪で、ライブでロングドレスを着たりという訳ではなく、ギラギラの爪で。「松田聖子さんに続け!」と言わんばかりのミニスカートで頑張っているんです(笑)。そういう見た目の事もあると思うんですけど、私のセールスポイントは「明るく、楽しく」という所だと思っているので、そこはブレずに頑張って行きたいです。「こんなジャズシンガーがいる」という事を覚えて頂けたら嬉しいですね。
(取材・小池直也)
作品情報
meg『origin best』 2016 年11月でデビュー10 周年を迎えるジャズシンガーmeg。ジャズを拠点にポップスにも活動の幅を広げた10 年の軌跡を総括し、オリジナル曲を集めたベスト盤に、さらに新曲を1曲収録 XQMN-1005 / 2500円(税別) 【CD】 【DVD】 01. Christmas Rose |