きゃりーぱみゅぱみゅとトリー・ケリー

きゃりーぱみゅぱみゅとトリー・ケリー

きゃりーぱみゅぱみゅとトリー・ケリー

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(23)の楽曲「にんじゃりばんばん」「きらきらキラー」「こいこいこい」が、12月21日全米で公開される米映画『SING/シング』に使用されることが決まった。現地時間3日には、米国でワールドプレミアがおこなわれ、きゃりーが日本人ゲストとして出席。ファンの声援に笑顔で応えながらレッドカーペットを歩いた。

世界が誇る名曲にきゃりーの楽曲

 映画は、ミニオン旋風を巻き起こした『ミニオンズ』、『ペット』と立て続けに大ヒット作を生み出す、ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテインメントのスタッフによる新作アニメ。コアラのバスタームーンが、大切な劇場を立て直すために奮闘するミュージック・エンターテインメント。マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、トリー・ケリーといった豪華スターが夢の共演を果たし、歌声を披露することで世界中から注目を集めている。

 本編で流れる楽曲のアーティストは、フランク・シナトラ、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、ケイティ・ペリー、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダーなど、グラミー賞受賞総数100を超えるそうそうたるアーティストたち。その数は65曲以上にものぼる。この曲の中に、日本が誇るポップカルチャーを世界に発信しつづけるアーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅの曲「にんじゃりばんばん」や「きらきらキラー」、「こいこいこい」が、監督らの目にとまり、世界60か国以上で公開される本編に収録されることが決まった。

レッドカーペット

きゃりーとリース・ウィザースプーン

きゃりーとリース・ウィザースプーン

 全米公開を12月21日に控えたクリスマスシーズンの注目作である映画『SING/シング』のワールドプレミア。プレミアがおこなわれた会場には、7000人の観客が集まり、その隣に敷かれたレッドカーペット取材に集まった報道陣はスチールカメラ60台、ムービーカメラ34台。

 報道陣がひしめく中、レッドカーペットに姿を現したのはきゃりーぱみゅぱみゅ。劇中に登場し、きゃりーぱみゅぱみゅの楽曲を歌う5人組ユニット・キューティーズを思わせる大きなピンク色のリボンを付け、きゃりーらしい華やかな衣装で世界から集まった報道陣の中、ファンの声援に笑顔で手を振りレッドカーペットを歩いた。

 今回きゃりーが参加した大きな理由は、彼女の楽曲が本作の製作者らの目にとまり、世界60か国以上で公開される本編に、劇中のボイスキャストらによって吹き替えられた「にんじゃりばんばん」や「きらきらキラー」「こいこいこい」の3曲が本編に収録されたことから、日本から唯一の招待ゲストとなった。

 映画の聖地であるハリウッドでおこなわれ、華やかな雰囲気に包まれた初めて歩く海外のレッドカーペットに少し緊張気味で参加したきゃりーはとても満足そうな表情。そして、映画『SING/シング』のボイスキャストを務めたメインキャスト達も続々と登場。

 マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、トリー・ケリー、タロン・エガートン、セス・マクファーレン、ジェニファー・ハドソン、ガース・ジェニングス監督、クリス・メレダンドリ(プロデューサー)ら、錚々たるハリウッドを代表する俳優陣や製作者たちが続々レッドカーペットに姿を見せると、ファンの声援に笑顔で手を振り、気さくにサインに応じていた。そして、映画のエンディング・ソングである「Faith」をアリアナ・グランデと共に歌っているアメリカ音楽界の大御所スティーヴィー・ワンダーがレッドカーペットに登場すると会場の盛り上がりは最高潮に。

きゃりーファンのガース監督

きゃりーぱみゅぱみゅとクリス・メレダンドリ

きゃりーぱみゅぱみゅとクリス・メレダンドリ

 そんな中、インタビューに応じていたきゃりーぱみゅぱみゅと、トリー・ケリーやリース・ウィザースプーン、タロン・エガートン、クリス・メレダンドリ、ガース・ジェニングス監督、そしてスティーヴィー・ワンダーと夢の2ショットが実現し、きゃりーの存在に気付くと、それぞれ笑顔で挨拶。

 ガース・ジェニングス監督は、きゃりーのファンだったようで、会うなり「お会いできるなんて信じられない。こんなステキなことはないね。」と大興奮。続けて「あの曲をありがとう。あなたの歌もミュージックビデオも大好きだ。本当にすばらしい。それにあなたの衣装は、これまでに見たどんな衣装よりもステキだ」と衣装も含め称賛。

 続いて、タロン・エガートンは「あなたがあの歌のアーティストなの? 会えて嬉しいよ!」と声をかけ、リース・ウィザースプーンは「お会いできて光栄よ!あなたが来てくれて嬉しいわ!」と喜びを露わにし、一緒に写真撮影をする場面も。

 また、音楽監修を務めたハーヴィー・メイソンJr.も登場。きゃりーの歌が選ばれた理由について「エネルギーに溢れた歌だからだと思う。アップビートで楽しくて、キャラクターの持つハッピーな雰囲気にも合ってる。だから監督のガース(・ジェニングス)がキャラクターの個性や外見に合うと考えたんじゃないかな。あの歌は大好きだよ! 最高だった」と明かし、その場で歌ってみせて! というハーヴィーの突然のリクエストに、きゃりーは快く対応。さらにあのスティーヴィーが「元気ですか?」と声をかけ、きゃりーが日本からやって来た事を知ると、「僕の事知ってる? コンニチハ!」と彼らしいチャーミングな挨拶で歓迎した。

きゃりーも興奮

きゃりーぱみゅぱみゅ

きゃりーぱみゅぱみゅ

 そして、イルミネーション作品の製作を務めるクリス・メレダンドリも登場。65曲以上にものぼる楽曲を選んだプロセスについて、「監督のガースが何週間もかけてたくさんの名曲を聴いたんだ。その中の曲を映画に当てはめてみて、どう聞こえるか試行錯誤した。その過程でぴたりと当てはまる曲もあったし、別の曲に差し替えたものもあった」と明かし、きゃりーの楽曲シーンについても「彼女の歌が使われる場面は、本作のハイライトのひとつだ。本作を見れば、彼女の歌が歌われる場面が大好きになると思うよ」と注目のシーンのひとつであるとアピール。

 日本のファンに向けては「『ペット』、『ミニオンズ』、『怪盗グルー』に続く私たちの最新作がこの『SING/シング』だ。胸を張れる作品だと言えるし、皆さんに楽しんでほしい。」とメッセージを寄せた。

 きゃりーは今回プレミアに参加した心境を「海外のレッドカーペットは初めて歩きました。音楽でみんなが楽しむって素敵だし、この映画の動物たちが歌っている姿は可愛らしいです!! 自分の楽曲が3曲も使われているので凄く嬉しかった。ぜひ、そこにも注目して観て下さい!」とコメント。ハリウッドスター、伝説のミュージシャンを目の前に少し興奮を隠しきれない様子だった。

 その後、試写会場で映画の上映が行われた後、キャスト・スタッフが舞台挨拶に登壇し、セス・マクファーレン、ジェニファー・ハドソン、トリ―・ケリー、そしてサプライズで檀上にあげられたスティーヴィー・ワンダーが圧巻のライブパフォーマンスを披露。集まったファンたちにとって、素敵なクリスマスプレゼントとなった。

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