芸能界引退を発表したアイドルの“ももち”こと嗣永桃子(24)が13日、フジテレビ系『ワイドナショー』で話題として取り上げられた。ダウンタウンの松本人志は「すごい業を背負った仕事やなって思う」とアイドルの仕事に言及し、引退を決断した嗣永のこれからを応援したい気持ちを語った。

 番組では、カントリー・ガールズのプレイング・マネージャーを務める嗣永桃子が来年6月30日をもって芸能界を引退することを取り上げた。嗣永は幼児教育の道に進みたいとの意思を伝えており、司会の東野幸治は、嗣永が教育実習をおこない、教員免許を取得していることなどを紹介した。

 アイドル好きの南海キャンディーズの山里亮太は「つらいことで辞める、とかじゃないで欲しいんですよね」と、自らのアイドル論を語り、「アイドルになるために生まれてきたような立ち居振る舞いをしていた子が、辞めるきっかけ、細かいことは僕は知らないですけど、なんか最近の辞めるアイドルはお金が貯まったから辞めるとか、そんなに辛かったんだって後で知る辛さ」と声を挙げ、アイドルファンの心理として難しい一面をのぞかせた。

 山里のコメントを受けて、悩ましげな表情を作った松本は、「モーニング娘。なんか見たらわかる通りね、全員不幸になってるじゃないですか。グッドモーニング一人もいない」と笑いを交えて語ると、共演陣から総ツッコミを受けた。

 ただ、ここから松本のアイドルという仕事への自身の印象が語られる。松本は、「僕はアイドルって本当に大変やなって思って、なんかね。なんでしょうか」と腕組みしながら険しい表情で話し始め、「僕はすごい業を背負った仕事やなって思うんです。なんか色々、妬み嫉みとか、色んなものと戦って行かないといけないから」と続け、アイドルが抱えた葛藤を思いやった。

 さらに、「怖い世界やなって思うので、どっかいい区切りで、引退というのは悪くないと」と嗣永の決断を尊重。最後に、「百恵ちゃんじゃないけども、百恵ちゃんとももちは全然違うけどね」と元歌手の山口百恵に例えながら笑いを誘い、嗣永のこれからを応援していた。

 嗣永は5日に自身のブログで、ハロー!プロジェクト、カントリー・ガールズを卒業し、来年6月30日をもって芸能界を引退することを報告。「たくさん悩んだ結果、以前から興味のあった幼児教育についてもっと勉強をして、いずれお仕事にしたいなという気持ちが大きくなりました」などと理由を綴っていた。

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