「千ノナイフガ胸ヲ刺す」や「グロリアス」などでファンを熱狂させたGLAY(VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten)

「千ノナイフガ胸ヲ刺す」や「グロリアス」などでファンを熱狂させたGLAY(VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten)

<VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten>初日レポ◇GLAY

 イベントも折り返しを迎えるところで、会場を端から端まで埋め尽くす観客に出迎えられた、ロックバンドのGLAYがステージに現れた。歓声が会場を埋め尽くす中、ライブは「YOU MAY DREAM」でスタート。

GLAYのTERU(VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten)

GLAYのTERU(VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten)

 TERU(Vo)が「千ノナイフガ胸ヲ刺す」で会場の盛り上がりも最高潮を迎えた。炎が吹き上がる派手な演出も、彼らの演奏を盛り立てた。畳みかけるように「超音速デスティニー」を披露。

 TERUは「皆さん、こんにちはGLAYです。僕たちはYOSHIKIさんにプロデュースをしてもらってデビューしたんですが、後にインディースの頃にリリースしてた『グロリアス』を、hideさんがYOSHIKIさんに勧めてくれたということを聞いて驚いたんです。お礼を直接言えないんで、今日はこの曲をカバーするということでお礼にしたいと思います」と、デビューのきっかけを作ったYOSHIKIにGLAYを勧めていたのはX JAPANのギタリストで1998年5月に急逝した、hideさんだったというエピソードを語った。

 そのうえで、X JAPANの1991年のアルバム『Jealousy』に収録され、「Standing Sex/Joker」として唯一の両A面シングルとしてリリースされているhideさん作詞作曲の「Joker」をカバー。

TERU(VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten)

TERU(VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powerd by Rakuten)

 続く1996年の9thシングル「BELOVED」のイントロが会場に響くと、歓声が上がった。「グロリアス」では観客がサビで手に持った、色とりどりのペンライトが振られ、会場は幻想的な雰囲気を帯びた。その雰囲気を切り裂くようにTERUがシャウトし、バンドは「彼女の“Modern…”」を演奏。HISASHIとTAKURO(Gt)のギターの掛け合いで歓声が上がる。

 最後にドラムの連打から始まる、1998年の13枚目のシングル「誘惑」を披露。ステージから発破音が響き、紙吹雪が舞うとともに歓声が会場を包んだ。JIRO(Ba)の奏でるベースが加速し、それにHISASHIのギターソロが絡みつき会場の熱気を極限まで高めた。熱気も冷めやらぬまま、「また、明日会いましょう!」とTERUが叫び、メンバーはそれぞれの楽器を掲げ、観客に感謝の意を示し、ステージを去った。(取材・松尾模糊)

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