男性4人組ヒップホップグループ・ケツメイシのRYOJI(Vo)が、9日放送のTBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』で、約2年前から「特発性大腿骨頭壊死症」を患っていたことを明かした。

 9日放送のTBS系『情熱大陸』では、ケツメイシが8月6日におこなった、横浜・日産スタジアムでメジャーデビュー15周年記念ライブやそのリハーサル、オフでの生活などに密着取材した模様を放送。このなかでRYOJIは、約2年前から「特発性大腿骨頭壊死症」を患っていたことを明かした。

 特発性大腿骨頭壊死症は、股関節の病気のひとつで、大腿骨の上端の大腿骨頭の骨組織が壊死し、関節が変形・破壊され痛みが生じるというもの。RYOJIは「ただ立ってるとか、普通に歩くということが辛い」とその病状について語った。

 RYOJIの病気のことは「周囲に余計な心配をかけたくない」と、メンバーと一部関係者にしか知らされていなかった。リハーサル取材中に、足を引きずりながら歩くRYOJIは今回の取材を通して、自身の体の状態を公表したいという相談をメンバーに持ち掛けた。

 大蔵(MC)は「言った方がいいと思います、今のタイミングで。みんなも多分聞かれてると思うんで」と周囲に説明するなら今がいいとコメントし、DJ KOHNO(DJ)は「言った方がいいと思うよ、俺、結構聞かれるし、その時に答えるの難しい」と大蔵に賛同、RYO(MC)も「RYOJIくんがいいなら、いいんじゃない?」とRYOJIの意志に任せた。

 RYOJIは「可哀想な感じにならないように放送してもらえれば」と、撮影スタッフに本番前に入念なマッサージと、痛み止め処置を施す姿を見せ「ただ立ってるとか、普通に歩くということが辛い。(ステージで)気分が乗ってくると、痛みがなくなってしまうこともあります。不思議な(音楽の)パワーってあるもんだな、と思いますね」と、音楽の力がRYOJIをこの2年間支えになっていたことを語った。

 視聴者からはツイッターなどで「RYOJI頑張れ、俺はまだまだ着いて行くぜ!」「RYOJIさん…ケツメイシの皆さん、辛い中最高のライブをありがとうございます」とこの放送で事実を知ったファンから励ましや、ライブへの感謝のコメントが見られた。

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