写真・ピコ太郎が世界デビュー

世界デビューしたピコ太郎。東京スカイツリーをバックに記念撮影

 ジャスティン・ビーバーが絶賛したとして話題になっている、謎のパフォーマー、ピコ太郎による楽曲「PPAP」を含む全4曲が7日、世界134カ国で配信限定リリースされ、晴れて世界デビューした。ピコ太郎は「できれば紅白も出たいですね」と大みそかのNHK紅白歌合戦への初出場に希望を抱いた。

 パンチパーマにサングラス、豹柄の衣服を身にまとい“ペンパイナッポーアッポーペン”(PPAP)という意味不明なフレーズが印象的なピコ太郎による動画楽曲「PPAP」。自身でYouTubeにアップしたところ、、女子高生や海外を中心に口コミで広がり話題となり、世界的なニュースメディアである「TIME」、「BBC」、「CNN」他、欧米を始めアジア各国のメディアが次々と注目し、世界中の様々なメディアでも取り上げられる事態に。

 さらにTwitterのフォロワー数が8800万人を誇るあのジャスティン・ビーバーが自身のTwitterにて“お気に入りの動画だ”とツイートしたことで爆発的な広がりを見せ、日本でも様々なメディアで取り上げられる程の社会現象となっている。

ピコ太郎の「PPAP」配信用ジャケット

ピコ太郎の「PPAP」配信用ジャケット

 ピコ太郎はツイッターで「ジャ、ジャスティンビーバー師匠…?1」と呟き、プロフィールにも「恩人シンガー:ジャスティンビーバー」と記載した。日々再生回数を延ばす「PPAP」は現在、動画再生の回数が全世界のサイトをまとめるとなんと2億回を突破。日本国内の著名人だけでなく、世界中の有名人や一般の人が踊りをマネしており、その関連動画の数は3万6000件を優に超えている。

 ピコ太郎の正体は不明とされているが、公になっているのは、千葉県出身のシンガーソングライターで年齢は53歳。

 今回の思わぬ大ブームにピコ太郎は「ピコ太郎ブーム、驚いております。あまりにもびっくりして右肘がぽきっとなりました、それくらい驚いています。ジャスティン・ビーバー師匠がTwitterで呟いてから、2000万回再生突破しました。この2000万が例えば虫だったら、それは相当口に入ってくるでしょう。そんなレベルでございます。自分が好きで作ったPPAPですが、曲のテーマとしては地球温暖化、絶滅生物の保護、あとはキスしたいなとか、髪切りたいなとか、色んな気持ちが入った歌でございます。曲はヘッドフォンをして、いい音で聴いてくれると嬉しいです」とコメント。

 さらに、「年末に向けて、できれば紅白も出たいですね。紫組とかも作ってもらってね、いやヒョウ組とかでもいいので、紅白に出たいです。紅白でも、サマソニでも、マディソンスクエアガーデンでもライブをしたいです。ピコ太郎、この年末頑張りますので、応援してください。今後ともピコ太郎をよろしくお願いいたします」と今後の野望も明かした。

ピコ太郎オフィシャルYouTube「Pen-Pineapple-apple-pen」

■配信情報

2016年10月7日 全4曲 iTunes、レコチョク他で配信開始
▽配信曲
・ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)
・ロミータ・ハシミコフ
・ピコ太郎のテーマ
・KASHITE KUDASAIYO

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