プロジェクター・マジックを駆使した「香音-KANON-」新曲MVの一コマ

プロジェクター・マジックを駆使した「香音-KANON-」新曲MVの一コマ

 桐谷健太にとって自身初の音楽アルバム『香音-KANON-』(9月28日発売)から、そのタイトルトラックである新曲「香音-KANON-」のミュージックビデオ(MV)がこのほど完成、公開された。また、これに伴い、iTunesやレコチョクなどで先行配信が始まった。

 この楽曲は、桐谷健太自身が初めて作詞に挑戦。<大切な人への想い>を込めた温かく、力強い言葉が印象的なバラードトラック。“浦ちゃん”に扮して歌い話題を集めた「海の声」。その「海の声」で届けられたメッセージの延長線にも繋がる印象を与えている。

 MVの制作は、桐谷健太が持つ映像イメージを、クリエイティブチームと共有するところからスタート。楽曲全編に流れる優しく包み込むようなサウンドと、歌詞に広がる大切な人への温もりに満ちた感情などのモチーフを形にするべく、プロジェクターを使った“幻想”マジックを駆使し、その世界観を表した。

新曲MVの一コマ

新曲MVの一コマ

 映像を通して展開されるファンタジックで色彩豊かな背景は、一見、CG合成のように見えるが、実はプロジェクターで投影された実映像。

 その映像内で表現される“とある人々”の人生ストーリーと、実世界にいる桐谷健太演じる男性のストーリー、2つの世界が合成なしの実写で撮影され絶妙にシンクロする“視覚トリック”に、思わず目が釘付けになってしまう斬新なMVに仕上がっている。

 実体がなく目視できない映像との“共演”、まさに五感で感じながらタイミングとニュアンスを図るパフォーマンスは、俳優・桐谷健太として数々のキャリアを経た彼ならではの繊細かつ機微溢れる“表現力”を感じさせる。

新曲MVの一コマ

新曲MVの一コマ

 監督を務めた松本剛氏(GROUNDRIDDIM)は、以下の通りにコメントを寄せている。

 ――今回「香音-KANON-」ミュージック・ビデオ制作にあたり、桐谷さんの中にある楽曲から広がる映像モチーフを受けて、イメージを膨らませていきました。ストーリーとしては、桐谷さん演じる男性が夢の世界で、とある人々の人生に寄り添っていきます。それは他人の様でもあり、自分のことの様でもあり・・・。人を思いやり、愛することと同じように、自分を愛することも大切だ、と気づいた男性は、自分自身と向き合い、そして朝が訪れます。僕はこの曲を聴いて幅広い「愛」を感じたので、映像が加わることで「愛」の意味が限定されてしまわないような完成系を目指しました――

 また、桐谷健太は「このビデオは僕の歌詞に込めた想いとリンクした、温かい、そして幻想的な世界観になっています。撮影中、自分でも不思議な気分になりながら、それを楽しむことが出来ました。ぜひ、仕上がりを見ていただけたら嬉しいです」と述べている。

 このMVは現在、YouTubeとGYAO!で公開中。また、アルバム『香音-KANON-』初回盤DVDにも収録される。

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