桐谷健太「真っ暗闇だった」自暴自棄になった不遇時代、救ってくれた出会い
デビュー前夜
俳優で歌手の桐谷健太が28日放送の『おかべろ』(カンテレ)に出演。所属事務所の社長にスカウトされたエピソードを語った。
この日の放送にゲスト出演した桐谷。俳優を志して上京するも、オーディションに落ち続ける不遇の時代を過ごしていたといい、「芸能関係の人にボロカス言われ、どんどんどんどん自信なくなって真っ暗闇な感じ」に陥っていたという。
そうした中、どん底から這い上がる“きっかけ”があった。「今の事務所に救ってもらったこと」を挙げた桐谷は当時、俳優養成所に所属し、その先生に「今からお前に会いたいっていう事務所の社長がおるから、今からどこどこに行ってくれ」と言われたという。
社長、マネージャーの娘、弟の3人と一緒に食事をした桐谷。自身は記憶がないとしつつ「社長さんが話してる時も、俺マンガみたいにずっとメシ食ってたらしいんですよ」とそのシチュエーションを説明。マネージャーの娘から「まず気持ちを聞きましょう」との提案があったが、桐谷はお箸を置いて「今の俺は誰がやっても売れません。お断りします」とスカウトの話を拒絶したようだ。
この桐谷に「あなた生意気ね。でも面白いわね、頑張りなさい」と告げたという社長。その場は一度お開きになったが、養成所の先生に「丁重にお断りしました」と報告すると、その先生は「お前に5年、10年あるチャンスじゃねえぞ!」と語気を強めたようで、桐谷は事の大きさを悟ったようだ。
そして、「次の日に、社長さんとマネージャーさんと、そのレッスンの先生と一緒に会うことになって」と再び会う機会がセッティングされた桐谷。社長からは「本人が決めたことですから」と言われ、桐谷は「俺はこうやってチャンスを逃して行くんやなって、自嘲的な…」と落ち込んでいたという。
それでも、社長から最後に「じゃあ、今日の気分はどうなの?」と尋ねられ、「昨日の俺はどうかしてました。一回だけ俺の芝居、見てください。それで決めてください。お願いします」と桐谷。実際にレッスンを観に訪れた社長は、芝居を終えた桐谷にサムアップポーズで応じたようだ。
事務所に所属することになった桐谷だが、話には続きがあるという。所属していた同い年の男性が決まっていたドラマに出られなくなった。「2回目に会った『俺はどうかしてました』の時に、その日にドラマのプロデューサーに(代わりに)出す人を言わないともう無理という期日だった」と説明。「社長は俺の芝居を観る前に実は入れてくれてたんですね。全然、芝居とかも観ずに」と桐谷が秘話を明かすと、ナインティナインの岡村隆史らは社長の英断に感激していた。
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