乃木坂46真夏の全国ツアー2016・3日目[9]

 乃木坂46が30日、明治神宮野球場で、『真夏の全国ツアー2016“~4th Year Birthday Live~”』の最終公演をおこなった。恒例にもなった“夏の神宮公演”。今年は自身初の3DAYSが組まれ、この3日間で累計10万5000人を動員。他の全国6都市公演を含めると約18万人を集めた。3DAYS公演は台風など悪天候との闘いでもあり、開催も危ぶまれたが、無事最終日を迎えた。青空ものぞく天候でファンを魅了した。

 冒頭のOvertureで会場が地響きのような歓声が起きると1曲目に放たれたのは生田絵梨花が初めてセンターを務めた「何度の目の青空か?」だった。生田絵梨花が1人でステージ上に立ちライブがスタートし「最終日盛り上がっていくぞー!!」という威勢の良いMCで幕を開けると「転がった鐘を鳴らせ!」ではメンバーが水鉄砲を手に花道を歩きオーディエンスを魅了する。

 11thシングルパートでは、乃木坂46史上最もハードなダンスパフォーマンス曲といわれる「命は美しい」を中心にキレイに揃ったフォーメーションダンスを披露し、特効が炸裂する。「あらかじめ語られるロマンス」など、リズミカルに歌いあげるフレーズが印象的なポップチューンを軸にファンが一堂に虜になった。

乃木坂46真夏の全国ツアー2016・3日目[11]

 12thシングルパートでは「制服を脱いでサヨナラを」「無表情」を披露。トロッコに乗り、ファンと至近距離になる演出で会場を沸かせた。「太陽ノック」ではアップテンポな夏曲だけあって、生駒も「神宮、思いっきりかっ飛ばしていくぞー!」と盛り上げる。

 13thシングルパートでは、乃木坂46史上初のダブルセンター(白石麻衣・西野七瀬)として話題になった「今、話したい誰かがいる」を披露。超高速のボーカルパートを歌うシーンや、華麗なダンスシーンが満載の「ポピパッパパー」では、EDMテイストの楽曲だけあって、まるでフェスに居るかのように熱気を帯びていく。

 14thシングルパートでは、明るく爽快なポップソング「ハルジオンが咲く頃」からスタートし、再びメンバーがトロッコに乗って縦横無尽に明治神宮野球場を駆け巡る。一方で「遥かなるブータン」では、メンバーがアジアンテイストの衣装に身を包むなどMusic Videoの世界観を再現しファンを魅了した。

乃木坂46真夏の全国ツアー2016・3日目[12]

 2016年6月に卒業した深川麻衣がセンターを務めていた「ハルジオンが咲く頃」では、センターに川後陽菜が抜擢された。「“ハルジオンが咲く頃”はすごい不安でしたが、大好きなまいまいのポディションが出来て本当に嬉しい」と口にした。

 ライブも終盤に差し掛かった15thシングルパートでは、生田絵梨花のソロ曲『命の真実ミュージカル「林檎売りとカメムシ」』で、製品にも収録された坂元健児氏も登場し、Music Videoの世界観を完全に再現したといっても過言ではない。

 また白石麻衣初の初ソロ曲「オフショアガール」では、「みなさん、一緒にタオル回しましょうー!」と叫ぶと楽曲が持つ開放感と爽やかさも相乗して明治神宮野球場は一気にヒートアップ。

乃木坂46真夏の全国ツアー2016・3日目[5]

 そして、本編終了直前に披露されたのは、今年の夏を牽引した最新シングル「裸足でSummer」。460発の花火が打ち上げられ、本楽曲でセンターを務めた齋藤飛鳥も「神宮ー!最高。。。」と思わず感極まって涙した。

 アンコール後は、白石麻衣が「まだまだ盛り上げれるよね~! 神宮!」とファンに伝えると、9thシングル「夏のFree&Easy」6thシングル「ガールズルール」をノンストップで披露。フロートやトロッコ、カラーボールを投げる演出でファンと一体になり大歓声となった。さらに11月9日には、16枚目のシングルが発売されることがサプライズで発表された。

 桜井玲香は「名残惜しいよね、乃木坂といえばこの曲ですよね!」伝えると数々のライブのラストを飾ってきた「乃木坂の詩」が流れる。明治神宮野球場に響き渡るとファンと共に大合唱が起こり涙したファンもいた程だ。

乃木坂46真夏の全国ツアー2016・3日目[1]

 全16公演18万人を動員した『真夏の全国ツアー2016“~4th Year Birthday Live~”』は終演と思われたが、ダブルアンコールとして「おいでシャンプー」が待っていた。メンバー全員が再登場し、最後は乃木坂46キャプテン桜井玲香の「みなさん、本当に本当にありがとうございました!」というMCと共に、乃木坂46の“ひと夏”が幕を閉じた。

セットリスト

「乃木坂46 真夏の全国ツアー2016 ~4th YEAR BIRTHDAY LIVE~」
2016年8月30日(火)

M0 Overture
VTR
10th SG M1 何度目の青空か?
10th SG M2 転がった鐘を鳴らせ!
MC
10th SG M3 遠回りの愛情
10th SG M4 私、起きる。
10th SG M5 Tender days
10th SG M6 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
VTR
11th SG M7 ごめんね ずっと・・・
11th SG M8 立ち直り中
11th SG M9 あらかじめ語られるロマンス
11th SG M10 ボーダー
11th SG M11 命は美しい
11th SG M12 君は僕と会わない方がよかったのかな
VTR
未定 M13 200ギガあげちゃう
M C
VTR
12th SG M14 制服を脱いでサヨナラを
12th SG M15 無表情
12th SG M16 魚たちのLOVE SONG
12th SG M17 もう少しの夢
12th SG M18 太陽ノック
12th SG M19 羽根の記憶
12th SG M20 別れ際、もっと好きになる
VTR
13th SG M21 今、話したい誰かがいる
13th SG M22 悲しみの忘れ方
13th SG M23 隙間
13th SG M24 大人への近道
13th SG M25 ポピパッパパー
13th SG M26 嫉妬の権利
M C・VTR
14th SG M27 ハルジオンが咲く頃
14th SG M28 憂鬱と風船ガム
14th SG M29 不等号
14th SG M30 遥かなるブータン
14th SG M31 急斜面
14th SG M32 釣り堀
14th SG M33 強がる蕾
M C・VTR
15th SG M34 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
15th SG M35 白米様
15th SG M36 オフショアガール
15th SG M37 行くあてのない僕たち
15th SG M38 僕だけの光
15th SG M39 シークレットグラフィティ
15th SG M40 裸足でSummer
本編終了
Encore
9th SG EN1 夏のFree&Easy
6th SG EN2 ガールズルール
M C
1st SG EN3 乃木坂の詩
2nd SG WEN おいでシャンプー

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