稲垣吾郎がラジオで流した「ススメ!」作曲者TAKUYAが秘話明かす
SMAP「ススメ!」を作曲した、元JUDY AND MARYのギタリストで音楽プロデューサーのTAKUYA
18日に放送された文化放送『稲垣吾郎のSTOP THE SMAP』で、稲垣は自身の肉声でSMAP解散をファンに向けて報告。そのオンエアの最初の楽曲がSMAPの「ススメ!」だったことを受け、ネット上では「泣きそう」「進みましょう」などの声が殺到し、稲垣がファンに向けて送ったメッセージと捉える動きが広がった。そうした中、同曲の作曲者である元JUDY AND MARYのTAKUYAが、「深夜寝てて夢の中でメロディが沸いてきて」などと誕生秘話を明かしている。
2003年に発表されたSMAPの16枚目アルバム『SMAP 016/MIJ』に収録されている「ススメ!」。中居正広が司会を務めたTBS系『アテネオリンピック』特番のイメージソングであり、作曲をTAKUYA、作詞を多田琢が務めている。
「ススメ!」は<今日もボロボロになって なにかにつまずいて 転がりながらも生きている>などの歌詞でわかるように、何事にも負けず、強い気持ちで生きていくことの大切さが込められた楽曲。SMAPの「SHAKE」や「BANG! BANG! バカンス」のようなアップテンポとは異なりメロディアスさが特徴だが、それでいて、跳ねるようなポップ感が心地よく、「これぞSMAP」と感じさせる1曲だ。
稲垣吾郎が18日、自らパーソナリティーを務める『稲垣吾郎のSTOP THE SMAP』で解散報告をおこなった後、最初に流した楽曲がこの「ススメ!」だった。ファンらは「泣きそうだ」「ススメ!の方がメッセージを感じるよ」「稲垣さんからの指示は「ススメ!」です。進みましょう」などと話題が広がっていた。
そうした中、「ススメ!」の作曲者であるTAKUYAが19日に自身のツイッターを更新。「ススメ!」とのコメントで書き出すと、「ロンドンで深夜寝てて夢の中でメロディが沸いてきて、3回歌ってみて、これは良いメロディだから、根性で起きて、ボイスレコーダーに鼻歌録音したんだよね」と、「ススメ!」の誕生秘話を明かした。
さらに、TAKUYAは9月9日に自身の誕生日ライブを開催予定で、過去の楽曲をパソコンに読み取る作業をおこなっていることを報告。CDを一堂に集めた写真を掲載しているが、その真ん中に「ススメ!」が収録されているアルバム『SMAP 016/MIJ』が置かれている。
この報告を知ったファンからは「作ってくれてありがとう」「そうやって出来たんですね!この曲聴くと前向きになれる気がします!貴重な話ありがとうございます」などと感激する声が寄せられた。
TAKUYAは、14未明にSMAP解散が発表された際には「SMAP解散したら、もう俺の曲エビ中しか歌わないんだよな、、、。アイドル系は」などとツイート。一抹の寂しさを文面に込めている。『ススメ!』の誕生秘話を紹介することで、改めてSMAP解散を惜しむ心境を伝えたのかもしれない。
ちなみにTAKUYAは過去のインタビューで、自身の作曲スタイルについて「常に寝ていても作曲していて、これ良い曲だなって思ったら起きてiPhoneとかに鼻歌で録って。これが日常茶飯事なので。夢の中でも起きている状態」と語っていた。