パワーパフ ガールズにデビュー10周年を祝ってもらった、May J.(撮影・松尾模糊)

パワーパフ ガールズにデビュー10周年を祝ってもらった、May J.(撮影・松尾模糊)

 歌手のMay J.(28)が8月2日、都内某所で米アニメ『パワーパフ ガールズ』の主題歌・日本語訳詞担当を受け、記者会見に出席した。会見では、May J.が歌う主題歌とともに、その歌のレコーディングシーンも公開された。May J.は「自分は、1度決めたら曲げない、ブロッサムに似ている」とアニメのキャラクターに自分を例え、アニメへの想いと主題歌について語った。

 『パワーパフ ガールズ』はクレイグ・マクラッケン氏原作の漫画、テレビアニメ作品で、テレビ東京系列・カートゥーン ネットワークでアニメシリーズ放送されている。優等生のブロッサム、甘えん坊のバブルス、おてんばなバターカップという超能力を持った3人娘が、大都市「タウンズウィル」を守るため、街にはびこる悪と戦うというストーリー。

 6月からは、新シリーズが世界192カ国で同時放送され、各国の著名人が吹き替えをしていることでも話題となっている。日本では、ナレーターと市長さん役を落語家の林家正蔵が担当している。

 May J.は今回、主題歌・日本語訳詞担当をするに当たって「小学生の頃からすごく大好きなアニメで、まさか自分がこういう風に歌わせて頂けるなんて思ってもみなかったのですごく嬉しいです」とコメント。

 また、3人で例えるとどのキャラが1番自分に似ているかという質問に「ブロッサムじゃないですかね。ブロッサムは1度決めたことはやり通していくんですよ。中途半端に終わらせない。頑固なんですよ、そこは自分にすごく似てるなと思います」と音楽に対して妥協はしない自分と、ブロッサムを重ね合わせた。

 May J.は「幼少期から音楽以外では自分を出さないシャイな子だった」とアニメに夢中になっていた時期を振り返った。

 主題歌について「すごく元気のある、アップテンポな曲で歌えるか心配しました。英語バージョンは1行でたくさん言葉が入っているけど、日本語にすると全て入れられないのでその中からどの言葉を選ぶか、すごく迷いました」と訳詞の苦労を語った。

 レコーディングについては「仲のいいアーティストの友達とスタッフさん、6人くらい小さいスタジオでテンション上げて歌って、すごく楽しかった」と振り返った。

 また、今年デビュー10周年を迎えたことについて「あっという間の10年でした。10年でも、まだまだなんだなと感じています。10年間大好きな歌を歌い続けられたのは、支えてくれた人たちのおかげで、感謝の気持ちでいっぱいです」とアーティスト活動を支えてくれた人々へ感謝の気持ちを述べた。(取材・松尾模糊)

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