氷室京介「いまだ心地よい余韻を感じている」

映画公開記念でトークセッションをおこなった山崎大介監督(右)と田家秀樹氏

 氷室京介の6年間に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITION』が7月1日、公開初日を迎え、都内でおこなわれたトークセッションで山崎大介監督は、この日の朝に届いた氷室京介からのメッセージを紹介した。氷室は5月23日のラスト公演をもってライブ活動を無期限休止している。ファンに直接メッセージを送るのはそれ以来とみられる。

 公開初日を迎えておこなわれた、音楽評論家の田家秀樹氏とのトークセッション終盤、山崎氏に寄せられた氷室からのメッセージを、司会の葉山エレーヌ日本テレビアナウンサーが代読した。

 「山崎さんからの問いかけがきっかけで自分の天命はなんなのかという事を改めて考え、ファンとの絆ということを自分のなかで再確認することができました。ライブの最終日から1カ月が経ちますが、いまだ心地よい余韻を感じながら、ファンの皆がこうやって集えるサンクチュアリのような空間を作ってくれた山崎さんに改めて感謝します。氷室」

 5月23日に東京ドームでおこなわれたラストツアー『KYOUSUKE HIMURO LAST GIGS』最終公演から1カ月が経過して発せられた氷室からのメッセージは、ファンが集う場所を作ってくれたことへの感謝の言葉だった。

 山崎氏は「これこそ氷室京介を象徴すること。全く予想していなかったし、まさか7月1日の公開日に合わせてそういったメッセージをちゃんと(送ってくるとは)。たぶんステージを降りてから一度も皆さんに向けて発信されてこなかったと思うのでこれが初めて。僕が見てきた氷室京介というのはこういうことだと伝えたくて映画にしました」と語った。

 また、山崎氏は氷室の人柄を「気配り、優しさがある」と紹介。長年にわたり氷室を追い続けている田家氏は「世の中が思っているイメージとこんなにも違うのかと強く思う。氷室京介がどういう人間なのか、生き様を含めて知ってほしい」と伝えた。

 同映画は、氷室を、2010年からの6年間を追ったもの。取材を続けてきた山崎氏(同映画の脚本・監督)が、氷室のインタビューや密着映像を交えて回想する、氷室の生き様に迫った内容。普段、氷室は何を考え、どう行動しているのか、そして、東日本大震災、ライブ活動無期限休止をどう捉えたのか。氷室の素顔がのぞける作品となっている。

作品情報

『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』THEATER EDITION
監督:山崎大介
製作:日本テレビ放送網 東宝
協力:BeatNix Corporation of America
制作プロダクション:Picture-L
配給:東宝映像事業部
(C)NTV, distributed by 「POSTSCRIPT」FILM PARTNERS
公式サイト:kyosukehimuro-postscript.jp
公開:2016年7月1日(金)~7月14日(木)2週間限定公開

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