乃木坂46舞台初日、若月佑美が能條愛未の演技力絶賛「尊敬する」
乃木坂46のメンバーが出演する舞台『じょしらく弐~時かけそば~』(12日初日)の公開ゲネプロが12日、都内でおこなわれた。先駆けて実施した囲み取材では、生駒里奈や桜井玲香、若月佑美、松村沙友理、斎藤ちはるら選抜されたキャスト15人が報道陣の前に登場し、意気込みを語った。
この舞台は、人気ギャグマンガが原作。舞台化は、昨年に続いてこれが第2弾となる。<チームら><チームく><チームご>の3チームのトリプルキャストで全15公演に挑戦するということでも話題が集まっていた。既に全公演ソールドアウトで1万5000人を動員予定だという。
「チームら」が公開ゲネプロ
囲み取材では出演者ひとりひとりが意気込みを語った。そのうち、ゲネプロに挑んだ<チームら>のメンバーは次の通りに述べた。
「昨年も同じ役をやらせて頂きました。昨年とは役作りを変えていますので違いを楽しんで頂きたいと思います」(中田花奈)
「稽古していくうちにこの役がもっと好きになりました。普段の私のイメージはなぜか白いワンピースが似合う女の子みたいになっているんですけど、本当の私はどちらかと言うとこの役に近いと思います。一瞬でも楽しいと思っていただける様に頑張ります」(生駒里奈)
「昨年は違う役だったんですけど、この役は前からやってみたいと思っていたので今から演じるのが凄い楽しみです。落語を披露するのが1公演目のトップバッターなので、そちらも頑張りたいと思います」(能條愛未)
「この役は舞台の主人公なので選びました。主人公だけどあんまり皆に信じてもらえないので、今回は主人公感を出せるように演じたいと思います」(松村沙友理)
「可愛くてとても明るい役なんですけど、普段の私とはちょっとかけ離れているのかなと思います。そこのギャップを楽しんで戴ければと思います」(鈴木絢音)
実力者の能條愛未
記者の質問にも笑顔で応えた。苦労した点を聞かれ、松村は「どうしても私たちの笑いが止まらなくて怒られるシーンがあった」と明かした。
また今回初めての『じょしらく』参加となる生駒は「舞台は昨年に続いておこなわれるので、皆は舞台経験がある。なので、皆に引っ張って頂きました」と“舞台経験者”に心を委ねていることを語った。
更に、この中で真打ちまで行けそうな人は誰かという記者からの質問には、満場一致で能條の名前が挙がった。<チームご>の若月佑美も「昨年と同じ役で一緒に練習した時も能條さんだけ飛び抜けて上手くて。尊敬の域に値するほど」と思わずコメント。当の能條は謙遜しながらも「いいスタートを私が切れる様に、去年以上の見せれたらなって思います」と満更でもない様子だった。
その後のゲネプロでは安定の芝居を披露した<チームら>の5人(中田花奈、生駒里奈、能條愛未、松村沙友理、鈴木絢音)。先ほども話題になっていた能條の落語パートも見事なもので、情景が浮かんでくる様であった。目まぐるしい衣装チェンジも見どころだろう。視点を変えて何度も楽しめる内容になっている。
12日から22日まで。劇場はAiiA 2 5 Theater Tokyo。全12公演3チーム一丸となってやり遂げてほしいところだ。(取材・小池直也)