布袋寅泰が約3年ぶりに米公演

布袋寅泰

 布袋寅泰が、米国・ロサンゼルスとニューヨークで、35周年記念ライブ第5弾として、『【BEAT 5】~ Live in USA ~ Los Angels & New York』をおこなうことが決まった。また、これにあわせ、全世界配信されるデジタル・シングル「Move It(Featuring Richard Z.Kruspe)」のミュージック・ビデオを公開した。MVは、リチャード・Z・クラスペをボーカルに迎えての新曲。布袋はMVの見どころとして「2つの全く異なる個性が一つのスクリーンに収まっている」とコメントした。

 布袋は今年2月に、ユーロ・ツアーをおこなっているが、米国でのライブは2013年のニューヨーク公演以来。7月13日にロサンゼルスの老舗ライブハウス・トルバドール、7月15日にはニューヨーク・ハイライン・ボールルームのステージに立つ。かねてより「HOTEIはアメリカでウケる」と米国の音楽関係者から注目されていた彼が、ついにアメリカ進出の第一歩を踏み出すこととなった。

 また、今回の発表と同時に全世界配信されるデジタル・シングル「Move It(Featuring Richard Z.Kruspe)」のミュージック・ビデオの公開が解禁された。

 この曲は、ヨーロッパで絶大な人気を誇るラムシュタインのメイン・メンバーのひとり、リチャード・Z・クラスペをボーカルに迎えて制作されたもので、昨年ワールド・リリースされたアルバム『STRANGERS』を代表する収録曲のひとつ。

 リチャードは作曲時、「この曲を聴いて僕の頭に浮かんだ最初のイメージはジェームス・ボンドのキャラクターさ。一人の男がいろんなものを弾き飛ばしながら道を行く姿をね。それは面白いね、やってみよう、って言って1日か2日間で集中してヴォーカルを入れ込んだんだ。とても楽しい時間だったよ」とコメントしていた。

 布袋の攻撃的なギター・プレイが唸るストロング・チューンが世界最高水準のDigital Rockに仕上げられ、公開されたミュージック・ビデオは布袋とリチャードのド迫力なパフォーマンスが堪能できる内容だ。

 同ミュージックビデオについて布袋は「僕はこのビデオをシンプルなものにしたかった。なぜかと言えば、リチャードは非常に強い個性の持ち主だから。さらに、僕は全く違う個性だし。最初は何かストーリー風にしてみようと思ったんだけど、結局2つの全く異なる個性が一つのスクリーンに収まっている、というところに焦点を置いてみたんだ」とコメントしている。

 先ごろ発売された35周年アニバーサリー・シングル「8 BEATのシルエット」が好調な動きを見せるなか、6月22日にはベスト・アルバムのリリースが決定している布袋。さらに加速していくであろう布袋寅泰の35周年アニバーサリー・プロジェクトに期待は高まる。

▽「Move It(Featuring Richard Z.Kruspe)」ミュージックビデオ
http://teamrock.com/feature/2016-04-08/hotei-teams-up-with-rammstein-s-richard-kruspe-in-new-video

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