ライブレポート
ピンクスラストライブ、宮本・浅川・廣川“コピンク”月夜に帰す
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宮本佳林、浅川梨奈、廣川奈々聖によるラストの歌唱
コピンクは月夜に
複数のアイドルグループが出演するイベントでは異例のアンコールが沸き起こった。ファンの要望に応えたのは宮本、浅川、廣川のコピンク3人だった。ピンク色の衣装の3人はコピンクの代表曲「カリーナノッテ」を、薄暗いステージの上で歌い上げた。時折、差し込むスポットライトはまるで月光のよう。3人それぞれを煌々と照らし、幻想的な空間のなかで歌い届けられた。
ファンの視線を一つに浴び、廣川は「まだ(これが最後だという)実感はありません。コピンクが決まった時は、皆さんに受け入れられるか不安でした。でもこうして出来たことを嬉しく思います。有難うございます」。浅川も不安だったという胸中を明かした上で「コピンクのファンは温かくて3人を応援してくれました。今日という日を忘れないで」。
最後に宮本は「コピンクがなければ私は今いなくて…。魅力や声をどうやって伝えていくのかを向き合えた。コピンクだけで曲がもらえたのは嬉しいし、二代目、三代目と続いたのは本当に嬉しい。これからは新しい宮本佳林として踏み出していきます。いつまでも心のきらめきを大事にしたい」。
そう想いを届けた3人は、ステージ後方から廣川、浅川、宮本の順でステージをあとにした。まるでステージ上の月に3人が帰っていくような演出は、最後に流れ星でしめくくられた。時計の針は既に午後9時を回っていた。3人の姿を目に焼き付けたファンはそれぞれの心に余韻を残したまま、魔法が解けた会場を後にした。月と星の物語のヒロイン・コピンクはそのストーリーを終え、これまでの感動は宮本、浅川、廣川それぞれ個に継がれていく。(取材/撮影・木村陽仁)
























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