アルスマグナがオカリナに“告白”も

オカリナに詰め寄られるアキラ(撮影・HAJIME)

 2.5次元コスプレダンスユニットのアルスマグナが14日、都内で、ニューシングル「マシュマロ」の発売記念イベント『アルスマグナからアルスメイトへ、愛の言葉のホワイトデーイベント』を開催。お笑いコンビのおかずクラブも“マシュマロ女子代表”として登場。「告白される体験をしたい」というおかずクラブの2人の願いを叶えるため、メンバーの朴がゆいPに、アキラがオカリナに告白を実演した。

 同イベントは、シングルの表題曲「マシュマロ」にちなんだホワイトデーイベントとして催され、応募総数2000人のうち120人のアルスメイト(アルスマグナファンの総称)が参加することができた。

 この日は強い雨にも関わらず、開場の30分以上前からアルスメイトが待っていた。「キーンコーン、カーンコーン…」と会場に聞き慣れた鐘の音が鳴り響くと、ステージにアルスマグナの5人と1匹のコンスタンティンが登場。会場がアルスメイトの黄色い声に包まれた。

 アキラが「何でホワイトデーなんて来ちゃうかなぁ」と冒頭から何やら不貞腐れた様子で呟き、ケントが「何でそんなに落ち込んでんだよ?」と聞くと、アキラは小学生時代に体験したホワイトデーの苦い思い出話を披露。会場はややほろ苦い雰囲気になった。

 この重い空気を変えようと、ケントが朴に理想のホワイトデーをシュミレーションするよう注文。朴の妄想は何故かホワイトデーの終わる、23時57分から始まった。朴はマシュマロをバレンタインのお返しに、彼女の口に運ぶ場面を妄想。24時を回ったところで「ホワイトデー、終わったね。今日は僕と君の記念日だ…ワハハ」と妄想が暴走。オープニング3分の予定が12分も経ってしまい、冒頭から飛ばし過ぎたもよう。

 らちが開かないので、司会の“マシュマロ女子代表”として、お笑いコンビのおかずクラブが登場、空気を断ち切った。そのアルスマグナとおかずクラブは初対面ながらお互いを褒め合い、打ち解け合った様子だった。

 ここで、ホームページ上で募集していた「『マシュマロ』の1番のサビがもっと“グッとくる”ように理想の告白歌詞」から、ベストフレーズを実際にアルスマグナのメンバーが選び、その歌詞に替えて告白するコーナーを実施。奏から順に披露し、最後はケントがSな趣きで披露し、会場中のハートを鷲掴みにした。

 この日はこの文を応募した女性が来場していた。感想を聞かれ「先生を意識して書いた、カッコよかった」とご満悦の様子だった。

 続いて「告白される体験をしたい」というおかずクラブの2人の願いを叶えるべく、朴がおかずクラブのゆいPに、アキラがおかずクラブのオカリナに告白を実演。朴は詰まりながらも、何とか最後の“付き合って下さい”の一文まで辿り着き、ゆいPも「途中諦めかけたけど、この子はよくやったよ〜」と母親視点で感動。

 アキラは「オカリナ、今日は君のためだけに歌うよ」と「マシュマロ」のアカペラを熱唱。途中から2人の距離が縮み過ぎ、喰らい付くオカリナをアキラが突き放し「やっぱり無理だよ、これはビジネスだもの」と言うと、ゆいPが反応。「ちょっと待って!オカリナに告白しといて、オカリナの気持ちをもてあそんだってこと?! これがアルスのぉやり方かあああ!!」とお馴染みのギャグも飛び出し、会場は笑いの渦に。

 最後は「マシュマロ」をダンスを交えてフルコーラスで披露。アルスメイトはペンライトを振りながら聴き入り、中には感涙している女性もいた。

 奏は「今日はテレビで見ていたあの一言を聞けただけで満足です。テレビで見てたものを僕らに言って下さるという、これから僕らも見ていきます」とおかずクラブとの共演に感動した様子。

 朴「ホワイトデーに素敵なライブができて嬉しかったです。ありがとう」

 アキラ「僕らはおかずクラブさんともいい感じで絡めたんでね(笑)これをどっかで使って頂ければ。今日はありがとうございました」

 タツキ「ホワイトデーにおかずクラブとアルスメイトのみなさんと過ごせて恵まれてるなあと思います。これから今以上にお返ししていきたいと思います」

 ケント「『マシュマロ』って本当にいい曲だと思ってます。沢山の人の手元に届いて、ホワイトデーの素敵な思い出を作るお手伝いが出来たらいいな、と思います。今日はありがとうございました」と先生らしくイベントを締めくくった。

 アルスマグナとは、2011年に結成された、コスプレダンスユニット。「テニスの王子様」や「セーラームーン」など、漫画の原作から再現される“2.5次元”の常識を覆し、ライブや舞台で明らかになる全寮制共学高校「私立九龍ノ主(クロノス)学園」。その高校生である神生アキラ、泉奏、朴ウィト、榊原タツキと化学教諭で彼らが所属するダンス部顧問の九龍ケント、そしてぬいぐるみのコンスタンティンの5人と1匹からなる。(取材・松尾模糊)

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