2.5次元コスプレダンスユニットのアルスマグナが24日、Zepp Diver City Tokyoで全国ツアー『ARSMAGNA TOUR 2018「龍煌祭〜学園の7不思議を追え!〜」』の東京公演をおこなった。同ツアーでは10月8日の福岡・DRUM LOGOS公演を皮切りに25日のZepp Diver City Tokyo公演2日目まで全国7都市、全9公演を開催。九瓏ケントが「みんなの元気でいれるようなアルスマグナでありたい」と語ったように、寸劇あり、早着替えありのバラエティーに富んだステージで観客を楽しませた。24日の模様を以下にレポートする。【取材=松尾模糊】

個性的なパフォーマンス

榊原タツキと朴ウィト(写真:プランチャイム提供)

 ツアーでは、彼らが所属する私立九瓏ノ主(クロノス)学園の文化祭である「龍煌祭」で、学園にまつわる“7不思議”をメンバーが探るという物語でステージを展開。

 会場が暗転し、ツアーテーマに掛けて、各々シャーロック・ホームズや金田一耕助など“探偵”を想起させるコスプレで登場。ポップな「永遠シンデレラ」でこの日のステージを開始した。会場には観客が持つペンライトがそれぞれのメンバーカラーで輝く、壮観な景色が広がった。

 神生アキラが「東京、楽しんで行こうぜ!」と呼びかけ、「ひみつをちょーだい」を披露。アッパーなダンスチューンで会場のボルテージを上げた。

 ここでメンバーが学園の7不思議を追うという寸劇が繰り広げられ、メンバーがステージ袖にはけた後、チアガールの格好に扮した朴ウィトが「Ready to Dance」をソロでパフォーマンス。続いて、泉奏と九瓏ケントが仮面を付けたダンサーとともに「フェスティバル・オブ・テラー」を披露。

 そして、アキラの「記憶ノスタルジア」の歌唱後に、榊原タツキとコンスタンティンが「ふたりはミルクティー~&You too love~」をパフォーマンス。メルヘンチックな雰囲気で観客を楽しませた。

みんなの元気でいれる存在でありたい

泉奏と九瓏ケント(写真:プランチャイム提供)

 ライブではステージ上に白い布が張られる中、メンバーが早着替えに挑戦するという場面も。彼らが素早く着替え終わり、布が降ろされると観客の黄色い悲鳴が会場に響いた。
 アキラが「まだ見せていない曲がたくさんあったなと思って、ぎゅっと凝縮して持ってきました」と言い、メドレーで「Letter」や「旅立つ君へ」を披露。途中にコミカルなやり取りも入れながら、観客を飽きさせず彼ららしいスタイルで届けた。

 そして、アップテンポのナンバー「ボクはつづく」から「HIGH FIVE~Type A.R.S~ 」で本編を終了。タオルを回しながらテンションの高いステージを見せた。

 アンコールでは、ツアーTシャツ姿に着替えたメンバーが「フロリダ」を披露。タツキのアクロバティックなダンスも飛び出し、会場に歓声が響いた。

 メンバーそれぞれがツアーを振り返り、タツキは「龍煌祭は初めに比べて、さらにパワーアップしていて、みんなの掛け声と笑顔が増えていて楽しいです」と笑顔。

 朴は「最後まで楽しむように頑張ります! ありがとうございました」と言い、泉は「とても楽しい龍煌祭でした。このメイト(ファンの呼称)といる空間、時間とても大好きです。これから一緒に楽しい時間作って行きましょう」と呼びかけた。

 ケントは「各地行かせてもらって、各地で『ただいま』と言いたいなと思いました。行っていない地域にも行けるようにこれから努力して新たな道を進んで行きたいなと思っています。みんなの元気でいれるようなアルスマグナでありたいです」と決意表明。

 最後に、アキラが「みんなとだったらこれからの道も一緒に楽しく歩いて行けると思います」と想いを述べ、「果てなき道」でステージを締めくくった。

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