宮本佳林と荻野可鈴「コピンク」ラストライブへ意気込みを語る
INTERVIEW

宮本佳林と荻野可鈴「コピンク」ラストライブへ意気込みを語る


記者:編集部

撮影:

掲載:16年02月03日

読了時間:約22分

それぞれの思い

宮本佳林

宮本佳林

吉田豪 それぞれにコピンク(宮本佳林役)とクインセ(荻野可鈴役)の思い出を聞かせてください。

宮本佳林 初めてナレーションを収録した時は誕生日が近くて、誕生日プレゼントとしてなかに写真が入れられるキーホルダーを頂いて。そのなかに何を入れようか迷ったんですけど、自宅でプリントアウトしたコピンクのキャラクターを入れて、ずっと携帯電話に付けていましたね。今もおウチに掛かってあるんですけど。そのコピンクが入ったキーホルダーがもう一体自分がいるような嬉しさがあって。ちょっと落ち込んだら、それを開ければ癒されるみたいに。

吉田豪 無茶苦茶いい話じゃないですか!

宮本佳林 やっぱりお仕事でも怒られたりすることがあるんじゃないですか。怒られて落ち込んだ時にはそれを見たりすると私も頑張らなきゃいけないなって思えて。

吉田豪 本当にコピンクに支えられていたんですね。

宮本佳林 支えられていました。それくらい嬉しかったですね。

吉田豪 本来なら恋人の写真を入れるようなグッズにコピンクを!

一同 笑い

吉田豪 荻野さんはどうですか。

荻野可鈴

荻野可鈴

荻野可鈴 今はアニメの声優もやらせて頂いているんですけど、声で演じる楽しさを知ったのはコピンクのクインセでした。声だけでさまざまな表情で見えたり、声のトーン一つでもこんなにも違うんだなというのが感じられたりして。私はもともと声にコンプレックスがあって、すぐに色んな人にも真似されるし、その声うそでしょとか言われるから、私の声は嫌いだった。でも、ナレーションとかをやらせて頂いて、声が素敵だね、とファンの方に言ってもらえることも多くなって、それが嬉しかったですね。声のコンプレックスがちょっと薄れたというのと、声のお仕事は楽しいなというのが自分の中の一つ大きなものになりました。

吉田豪 コンプレックスに感じるものはだいたい武器になりますからね。

荻野可鈴 そうですね。でも嫌だったんですよね、この声。学校でも男の子に真似されるし、今でも新宿とか歩いていてチャラそうな人にすぐに真似されるし。普通に友達と歩いているだけで真似されるんです。

吉田豪 それぐらい真似したくなる声(笑)

荻野可鈴 そうなんです(笑)

児玉雨子 真似したくなる声っていいじゃん。

荻野可鈴 テンションが上がれば上がるほど、声が変になるから。だから本当に真似されるんですよね。それが嫌だったんですけど、逆に武器にできて良かった。

吉田豪 しかし、すごいですね。普通、知らない人に路上でいきなり真似されないですよ!

荻野可鈴 笑い声とかすぐに真似される。

吉田豪 だからこそ声優は向いていたんでしょうね。

児玉雨子 向いていると思いますよ。

荻野可鈴 そうだと思います。ナレーションのお仕事は楽しかった。

吉田豪 トークとかはイケると思ったんですけどね。そっちの方向で伸びるとは思ってもいなかったですね。

荻野可鈴 そうそう。私もちょっとびっくりですね。

それぞれのお気に入りのピンク

宮本佳林

宮本佳林

吉田豪 今日はそれぞれコピンクに絡めて、ピンクに関するアイテムを持ってきてもらったみたいですね。

宮本佳林 そうなんです。コピンクでの出演が終わった時にこれ一体しかないと言われて頂いたコピンクちゃんのオリジナル人形とストールです。オリジナル人形はずっと飾ってあって、ピンクスとコピンクス!のお仕事があるときは毎回、バックに入れて持ってきていて、支えてもらっています。これがないと不安なんですよ。コピンクちゃんの声をやるのも歌うのもやっぱりこの子がいないと。この子が歌っている曲だから。これがないとダメだとなりますね。

吉田豪 となるとラストライブにも持ってくる?

宮本佳林 絶対持っていきます。

吉田豪 それともう1つはストール?

宮本佳林 これはピンクスのMCになるときに、ピンクのものだ!と思って大人買いしたストールです。悩んで買ったことをMCする度に思い出しますね。やっぱり私にとってピンクは力になるんだなと感じるようになったのはストールを巻いた時ですね。

吉田豪 そもそもピンクは好きだったんですか。

宮本佳林 ものすごく好きで、ランドセルもピンクでした。親には、絶対に赤にしないと後悔するよと言われて、まわりが赤だからピンクにしたところで後悔するからねと言われたんですけど、小学6年まで一切後悔せずにいけた。それぐらいピンクが好きで、研修生だった時もピンクのサイリウムを振って欲しいなって言ったらみんな振ってくれたし、やっぱりその繋がりもあって本当にピンクはすごく好きな色なんです。

吉田豪 Juice=Juiceではイメージカラーが違ったけど(笑)。

宮本佳林 一応は紫なんですけどね。

児玉雨子 2代目の浅川梨奈ちゃん(SUPER☆GiRLS)と3代目の廣川奈々聖ちゃん(わーすた)は両方とも緑ですね、グループでのイメージカラーは。

荻野可鈴 私はかつて赤でした。

吉田豪 比較的ピンクに近いね。

児玉雨子 そうそう。

吉田豪 誰もピンクじゃなかった! 荻野さんが持ってきたものは?

リングを手にする荻野可鈴

リングを手にする荻野可鈴

荻野可鈴 私はアクセサリーですね。ピンク色のアクセサリーが多くて、今ままではピアスやカチューシャもピンク、うさみみもピンクでした。最近ではピンクゴールドにはまっていまして、ゴールドが若干入っているんですけど。大人化計画を目指して、20歳なのでピンクだけじゃ頼れないぞと思いながらピンクゴールドを。

吉田豪 アイドルはあまりゴールドは使わないですからね。

児玉雨子 ね。

荻野可鈴 そうなんですか。私はピンクゴールドが超大好き。それでも、ピンクは好きなので、リングも様々な色があったんですけど、やっぱりピンク系を選んじゃいました。やっぱりピンクから抜け出せないですね。

吉田豪 宮本さんばりのピンクへの強い想い入れもありそうですね。

荻野可鈴 幼い幼いと今も言われ続けているけど、以前はもっと幼く見えちゃって。高校卒業した後も中学3年生?と聞かれていたこともあったのでピンクを付けないようにしていたんですよ。だけど、最近はもう関係なくピンクものばっかり。ピンクの帽子とか。ピンクのクマミミ帽をかぶっていたりしていますからね。結構やばいですよね。大好きで。ピンクの横ミミベレー帽もかぶったり。逆に今逃したらピンクはもう無理だなと思って。旬の時期を楽しんでいますね。

吉田豪 児玉さんは?

児玉雨子

児玉雨子

児玉雨子 私は「コピンクス!メロディーズ ~star chart~」のCDを。ファッションとかではないんですけど、さっき荻野さんが好きだと言っていた、赤と白を混ぜた色というか中間色のような。それこそアドレセンスな、大人でもない、子供でもない。大人であり子供でもあるというようなピンク色の雰囲気というか、それを意識してずっとコピンクで書いてきたので。私にとってコピンク楽曲はそうですね。

吉田豪 具体的にピンク色なわけじゃないけれど、これが私にとってのピンクだ、と。

児玉雨子 自分も成人してから書いたものもありますけど、10代後半からやらせてもらって、エモーショナルな部分をぶつけて。今書いてもその時の心情を再現するという感じになってしまう。本当の表現ではない。だから荻野さんも宮本さんも言っていましたけど、拙(つたな)さも含めてこの時にしか書けないものだし、今だったらこう書くけど、この時はこうしか出なかったんだなみたいなものもありますね。反省もあり。後悔というとマイナスのイメージがありますけど“ああここをこうすればもうちょっとな”というものもあるんですけど、戻れないのでそれもそれでいいかなって思って聴いています。

吉田豪 せっかくだからボクも何か持ってくれば良かったですね。

児玉雨子 豪さんもピンクで何かあるんですか?

吉田豪 今思い浮かんだのは林家ペーさんのサイン入りのピンク色のジーンズ。ヤフオクで2000円ぐらいでしたけど(笑)。

一同 すごい!

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