宮本佳林と荻野可鈴「コピンク」ラストライブへ意気込みを語る
INTERVIEW

宮本佳林と荻野可鈴「コピンク」ラストライブへ意気込みを語る


記者:編集部

撮影:

掲載:16年02月03日

読了時間:約22分

対談を行った児玉雨子・吉田豪・宮本佳林・荻野可鈴。ラストライブへの意気込みを語った

対談を行った児玉雨子・吉田豪・宮本佳林・荻野可鈴。ラストライブへの意気込みを語った

 前回に引き続き、宮本佳林(Juice=Juice)、荻野可鈴(夢みるアドレセンス)、作家・作詞家の児玉雨子と、プロインタビューアーの吉田豪による特別対談の後編を以下に届ける。自身の分身とも言えるコピンクとクインセへの想い、そしてラストライブへの意気込みなどを含めて赤裸々に語った。

 ◆対談前編(宮本佳林、オーディションを落ち続けた時期を振り返る)
 ◆「ピンクス&コピンクス!ラストライブ」と裏話大会のイベント詳細

努力家のWかりん

宮本佳林

宮本佳林

吉田豪 お二人はアイドルグループ同士で意識したりはしますか。

荻野可鈴 う~ん。あんまり。同じアイドルグループではありますけど、私のなかでは(Juice=Juiceの)楽曲が好きで、普段からも聴いていて。

宮本佳林 え~、嬉しい!

荻野可鈴 はい。(Juice=Juiceの)「イジワルしないで 抱きしめてよ」とか、普通に好きなんですよ。カラオケでも歌うし。だから、どちらかと言うと(Juice=Juiceの)ファンとして好きです。

宮本佳林 嬉しい! 私たちJuice=Juiceは、ホールでの単独ライブをなかなかやる機会がなくて、そのなかで夢アドさんが中野サンプラザで公演やるということを聞いて、あ~、先越されたなあみたいになっていましたね。

吉田豪 しかもハロー!プロジェクトの聖地で!みたいな。

宮本佳林 はい。先越されたというのを皆でお話ししましたね。もっとうちらも頑張らないとダメだね、とか思いました。ホールでやらなきゃだめだねって。私たちもそのあと、中野サンプラザに立たせてもらえて嬉しかったんですけど。それ以外にもピンクスのイベントとかで会うとJuice=Juiceのメンバーは、夢アドさんはめっちゃ綺麗だよね、細いし、可愛いし、と話していましたね。

荻野可鈴 有り難いです。

吉田豪 ちなみに児玉さんから見た2人はどうでした?

児玉雨子 宮本佳林ちゃんは最初に作詞させてもらったので、最初に会った芸能人なんです。ハロプロで詞を書かせて頂いても、一番話しやすいけど、一番ドキドキするんですよね。Juice=Juiceの曲を書くよとなって、ボツになったものや通ったのもありますけど、ほかの方との意識は当然一緒なんですけど、それでも、佳林ちゃんに歌ってもらうんだから特に下手なものは書けないという思いがあって。彼女は私にとっていい意味でのプレッシャーになります。小6から見てきてすごい大人に、綺麗になったなといつも思っていて。荻野さんは、佳林ちゃんとはまた異なる天才肌だなと。私はアニメ雑誌で連載もやらせてもらっているけど、荻野さんのナレーションを含めた声優としての才能を皆が素晴らしいと言っていて。コピンク楽曲「いつかお姫様が」を歌ったときはまだ夢アドの活動もない時だったし。ボイトレもそんなにしてなかった頃だよね。

荻野可鈴 全くしてなかったですね。

児玉雨子 そういう時期だったのに、当時から何か輝くものが隠しきれていなかった。今は夢アドの曲を聴いて歌上手くなったなって。表現力もあるし、お2人は本当に天才だなと思います。この2人が売れなかったら芸能界ダメでしょという思いはありますよ。

荻野可鈴 恐縮です。

宮本佳林 恐縮です。

荻野可鈴

荻野可鈴

児玉雨子 そこまでたくさんの歌詞を書いているわけではないですけど、この2人はやっぱり違っていたんだなと思いますし、ピュアな意味でいつ会っても良い緊張感があるんです。そういう人はこの歳ではあんまりいないと思うので。

吉田豪 確かにクインセ(編注=荻野可鈴が声優を務めるキャラ)の「いつかお姫様が」にはボイトレをしていない感はありましたね(笑)

荻野可鈴 違うんですよ。キーをチェックしてみてくださいね、と言われて聞いた時に、高いです! と言ったんです。でも、結局そのままのキーだったんですよ。行けるでしょ! というノリでいって。イケるという気持ちとイケないという気持ちの微妙なラインが出ちゃいましたね。

児玉雨子 実は、荻野さんはレコーディングする前に、自費でボイトレに通っていたんですよ。偉いですよね。

吉田豪 あ、そうなんですか!

荻野可鈴 ソロ曲で私1人だけで歌うのは怖かったですから。

児玉雨子 Wカリンは、もともと持っている才能もありますけど、努力家なんですよ。佳林ちゃんはよく努力家と言われていますけど、まごうことなく天才だし、荻野さんも天才と評されるけれど影の努力家なんです。でも自分の口からは言わないんですよね、2人とも。

吉田豪 確かに荻野さんが自費でボイトレやっているイメージはなかったですね。

荻野可鈴 ははは(笑)、今になって改めてその話を聞いたら面白いですね。自費で通っていたと思うと面白いですね(笑)

児玉雨子 本当に頑張っていた。

吉田豪 今回の夢アドのシングルに入ってるソロ曲の歌声とは全然違いますもんね。(編注=1月20日発売の夢アド「舞いジェネ!」初回盤収録のソロ曲『トーキョー・デリシャス・ランデブー』)

荻野可鈴 そうですね。でも、「いつかお姫様が」はファンの方にも人気で、今でも歌うと喜んでもらえるし、自分のバースデーイベントでも結構歌っていたし、ファンの人が好きと言ってくれる曲ですね。

児玉雨子 もっと褒めたっていいんですよ!(笑)

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