KANIKAPILA、憧れは「SCANDAL」メジャー1年目15歳のリアル
INTERVIEW

KANIKAPILA、憧れは「SCANDAL」メジャー1年目15歳のリアル


記者:村上順一

撮影:KANIKAPILAの素顔に迫る(1)

掲載:15年12月02日

読了時間:約20分

ライブで一番聴いて欲しい曲「トラブルメイカー」

NATSUKO

NATSUKO

――2枚目のシングル「トラブルメイカー」が10月28日にリリースされましたが、疾走感があってKANIKAPILAらしい楽曲だと思いました。『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のエンディングテーマにもなって同級生の反応はすごいんじゃないですか

KANA めっちゃびっくりしてましたよ。私は「NARUTO」が大好きで、決まった時とにかく嬉しかったですね。

YOSHIKA 「聴いたよ~おまえらNARUTOっちゃろ!!」みたいな、そんな感じでしたね。

KANA タイアップが決まったことを皆一緒に聴かされたんですよ。もう全員一斉に「キャーキャー」言って(笑)

LEONA 跳ね上がってね(笑)

全員 そうそう!

――KANIKAPILAは5人の歌声が聴けるのが特長ですが、振り分けはどのように決めているのですか

YOSHIKA スタッフさんと考える時もあれば、MIZUHOがバンドマスターなので振り分けを色々考えてくれますね。それぞれの声質とかを生かしながら、歌割を作ってくれます。この歌詞にはこの子が良いんじゃないとか、ロングトーンはこの子でとか。

――MIZUHOさんは皆さんの特長や適正をかなり把握されているんですね。「トラブルメイカー」のレコーディングはどうでしたか

YOSHIK 曲自体もすごいノレるし、歌詞も応援する内容だったので楽しくノリノリで歌えました。聴いた瞬間に、ライブですごい盛り上がれる曲だなと思ったので、「Go go」とか「Let's go」とかのパートでは腕を振り上げながらレコーディングしました。

――ライブで聴いて欲しい楽曲のひとつですね。苦戦した所はありましたか

YOSHIKA 私はAメロをLEONAとユニゾンで歌っているんですけど、リズムを取るのがちょっと苦手な所もあって。色んな人にアドバイス貰いながら感情を込めつつ、カッコいい歌になるように何回も録り直しました。

――レコーディングとライブはどちらが好きですか

全員 ライブが好きです!!

KANA お客さんの表情を見るのが好きで、「ここで笑ってくれた」や「ビックリしてくれた」とか、それを見ながら次はどういう動きをしようかなと考えてますね。KANIKAPILAは音楽を楽しもうという言葉の意味ということもあって、私たちはライブを一番大切にしているので「トラブルメイカー」はライブで一番聴いて欲しい曲の一つですね。

――「トラブルメイカー」の聴きどころは

LEONA 大サビの「ぐるぐる~」とYOSHIKAと掛け合う所があるんですけど、そこを注目して欲しいですね。あと2番のAメロで「スパイスさ」という歌詞があるんですけど、スパイス感を出す為に指でパラパラして、声もスパイス感を出しながら歌ったので注目して欲しいですね。

YOSHIKA ミュージックビデオ(MV)でも指でスパイス感出してます(笑)

MIZUHO イントロやサビ前とかエレキギターのロックな音色が印象的な曲で、自分が一番カッコいいんだと思ってそのフレーズを毎回弾いてます。ライブでも見せ所なのでそこを注目して頂きたいですね。

PIPPI シンバルで「ジャッ」と決めるところが多いんですけど、そこをいかにカッコよく決めるかをライブでもこだわっているので聴いて欲しいです。

KANA 私はサビ前がポイントだと思ってて、どんどんクレッシェンドしてブレイクするんです。ライブ感が一番表れるところでもあるし、自分が弾いてて一番テンションが上がるところでもあるので、クレッションドをしっかり小さい所から大きく、というのをこだわっています。

YOSHIKA 大サビの部分なんですけど、「ありがと ごめんね おかえり ただいま 強くなりたいのさ」というところで私は周りの人達のことを思い出すんですよ。その応援してくれてる人達の為にも私はもっと成長して強くなりたい、という気持ちを自分の中で持ちながら歌っているので、皆さんにも夢に向かって頑張って欲しいなと思います。

NATSUKO サビに「Go go Let's go」というパートがあるんですけど、ひとつのマイクに向かって全員でレコーディングしたんですよ。みんなの元気なところが出ているところだと思うので、ライブでも是非そこに注目して聴いて欲しいです。

――1本のマイクで全員で録るのと、1人ずつ録るのとでは全然変わりますよね

KANA お互いの表情を見ながら出来るのですごい楽しいです。

YOSHIKA 急にみんな声量大きくない!?みたいな。

――みんなで録るとテンションが上がりますよね。AOIさんの思う聴きどころは

AOI イントロからタンバリンの16ビートがチキチキ入ってるんですけど、先ほど疾走感があるって仰ってくれたじゃないですか。たぶんタンバリンのチキチキが入ってるというのがあるからだと思うんですよ。それをちょっと意識して聴いてもらって疾走感を感じてもらえたらなと思います。

――それはマニアックな聴き方ですね

AOI 私にはタンバリンしか聴こえません(笑)

――MVの話が出ましたが、ロケ地は学校の教室ですよね

LEONA 演奏シーンは職員室で撮ってます。

KANA 教室に見えるんですけど、教室だと狭いということもあって、職員室に机とか並べて教室に見立てて演奏シーンを撮りました。

――場所は東京ですか

KANA 東京の立川です。

LEONA 廃校になった小学校です。

――学校ということもあって等身大で違和感がないですね

YOSHIKA 普段、私達全員同じ高校に通っているので学校に一緒にいるという感じで楽しくできましたし、MVの演奏シーンもリハみたいに丸くなって撮ったので、2回目の撮影で緊張していた部分もあったんですけど楽しく撮影できました。

――SCANDALさんに「トラブルメイカー」は聴いてもらえましたか

全員 はい! 聴いてもらえました。

――どのような感想を

YOSHIKA 11月3日のライブで聴いてもらえて「良い曲だね」と言って貰えました。「コピーバンドコンテストで出てきて、今こうやって頑張ってくれているのが嬉しい」という言葉も頂きました。

LEONA HARUNAさんからは「リリースおめでとう」とTwitterでリプをいただきました。嬉しかったです!

メンバーのフェイバリットソング

PIPPI

PIPPI

――皆さんは今どんな音楽を聴いてますか

AOI バンドで最初に聴き始めたのはSCANDALさんなんですけど、最近はいろんな音楽を聴いた方がいいなと思って、レゲエとか洋楽も良く聴きます。VOCALOIDとかK-POPも聴きますね。LEONAに今流行ってる音楽を教えて貰ったりして皆が好きな音楽をくまなく聴いてます。

――特に好きなアーティストは

AOI レゲエだとCHEHON(チェホン)さんをよく聴きますね。洋楽だとBruno Mars(ブルーノ・マーズ)さんですね。「Talking To The Moon」という曲があるんですけど寝てるときにリピートで朝まで流してます。

NATSUKO 小さい頃から歌が好きでNHKの「みんなのうた」をよく観ていたんです。バンドという物を知ったのがSCANDALさんで、それ以来ハマってしまって、そこから私達もバンドをずっと続けたいと思うようになったし、たんこぶちんさんとか他のガールズバンドさんからも刺激をもらってます。

KANA 全員に共通してくるのがSCANDALさんですね。

YOSHIKA 私はミュージカルをやっていたので、日常生活で起こることを音楽にする、という劇団四季とかディズニーみたいなミュージカル系がすごい好きです。

KANA 私はバンド系が好きなので、SHISHAMOさんとかKANA-BOONさんみたいなザ・バンドというのが大好きで、最近はアコースティックのシンガーソングライターの方も好きで、ダイスケさんを良く聴いていますね。歌詞がすごく好きなんです。

PIPPI SCANDALさんが1番なんですけど、西野カナさんとか大原櫻子さんを良く聴きます。流行の音楽を良く聴いています。

MIZUHO 私は小学校の頃から家入レオさんが好きで、あとはアイドルが好きでモーニング娘。さんとかアンジュルムさんの歌を聴いてます。

LEONA 歌っているだけじゃなくて、ずっと踊ってもいます。

YOSHIKA 実はハロプロファンなんです。

LEONA 私はVOCALOIDやEDMとかリズム系のエレクトロな曲が好きで、小学校の頃はPerfumeさんを聴いていて、母が音楽好きで洋楽も聴いていたんですけど、The Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)とかNE-YO(ニーヨ)やEMINEM(エミネム)とか聴いてましたね。最近は特にVOCALOIDが好きで、その中でもバンドサウンドの物が好きだということに気づいて、キュウソネコカミさんみたいなバンドとエレクトロが融合している曲が好きですね。

――レゲエもLEONAさんがAOIさんに教えてあげた?

LEONA レゲエは教えてないんですよ。AOIが勝手にハマって(笑)。逆にVOCALOIDはAOIから教えて貰いました。

この記事の写真
KANIKAPILAの素顔に迫る(1)

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事