KANIKAPILA、憧れは「SCANDAL」メジャー1年目15歳のリアル
INTERVIEW

KANIKAPILA、憧れは「SCANDAL」メジャー1年目15歳のリアル


記者:村上順一

撮影:KANIKAPILAの素顔に迫る(1)

掲載:15年12月02日

読了時間:約20分

今までにない新しいバンドになっていきたい

LEONA

LEONA

――幼なじみということですが、いつ頃から一緒なのでしょうか

PIPPI KANAと私は幼稚園からです。

YOSHIKA 私とAOIが従姉妹で、生まれた時から一緒ですね。

AOI 小学3年生の時にNATSUKOとKANA、MIZUHO、PIPPIが同じクラスだったんですよ。

――もう周知の仲なんですね。逆に知りすぎてやり辛い点は

YOSHIKA リーダーのLEONAがまとめてくれたり、メンバーでミーティングをして色々話し合ったりするので、意思の疎通はできていると思います。やり辛いところはないですね。

AOI とにかく困った時はミーティングをやっています。

――皆さんの楽器歴は

MIZUHO ギターを小学3年生からやっていて、いま8年目です。

NATSUKO 私は5歳からピアノを習ってました。

YOSHIKA このなかで一番楽器歴が短いのはKANAですね。

KANA 小学生の頃にサークルに入っていろんな楽器を叩いたり、弾かせてもらったりして、ベースに転向したのが中学1年生の時で今年で4年になります。

――どのくらい練習されるんですか

KANA バンドでの練習は3、4時間ぐらいですね。家に帰ってからは個人練習ですね

――7人組バンドのメリットやデメリットは

MIZUHO

MIZUHO

KANA まず移動は大変ですね。楽器によっては大きかったり重かったりするので、移動の時はぶつからないようにお互い声を掛け合ってます。

AOI 5人がボーカルを取るので、歌も演奏も厚みがでて、そこが良い所だと思いますね。

YOSHIKA 振り付けや見た目も音もパワフルにできますし、パーカッションとキーボードがいることで、これから色々なジャンルに挑戦していけるのかなと思っています。

――KANIKAPILAの語源はハワイ語で、英語では「Let's Play Music」という意味です。これをバンド名に決めた理由は

AOI 私たちの両親がやっていたハワイアンサークルの名前が「カニカピラミュージッククラブ」という名前だったんです。そこから頂こうという話になって、言葉の意味もみんな好きだったのでそこは一発で決まりました。

――結成してからコンテストに出るまではどのくらい間、練習しましたか

YOSHIKA 2013年5月に結成して、その年の12月がコンテストのファイナルだったので、7カ月ぐらいですね。

――コンテストで演奏した曲は

全員 「下弦の月」です!

――「下弦の月」を選んだ理由は

YOSHIKA 2次審査は違う曲の「瞬間センチメンタル」をやりました。ファイナルの曲をどうしようかと考えた時に、「下弦の月」はキーボード、パーカッション、アコギなどいろんな楽器の音が入っている曲だったし、ちょっと大人というか恋人同士の倦怠期をテーマにした曲なので、中学生には合わないかなと思ったんですけど、この曲を7人で演奏したらカッコイイ良いんじゃないかなとメンバーと話して「下弦の月」に決まりました。

――演奏は難しかったですか

全員 難しかったですね

KANA パートもそれぞれ難しくて、ずっとその曲だけを必死に練習してました。

――「下弦の月」もステップをつけて演奏したんでしょうか

KANA サビではサイドステップを付けて演奏しましたね

――動きながらの演奏は難しいと思うのですが、演奏と上手く両立するコツは

KANA 私たちのお手本はSCANDALさんで、SCANDALさんも動きながら演奏していたということと、以前YOSHIKAとAOI、LEONAがミュージカルを習っていて、小さい頃からダンスをやっていたというのもあって、バンド結成時から「動きを付けようよ」となりました。

――でもすぐにはできないですよね

LEONA そうなんですよ。そこは動ける様になるまで弾きながら何回も繰り返し練習していました。始めはボロボロでしたね。

YOSHIKA リードギターやベースは難しいじゃないですか。違うフレーズを弾いているのにサイドステップを踏むというのが。KANAはダンス初心者だったんですけど頑張ってやりました。

KANA まず「サイドステップってなに?」というところから始まったので。分からない点は皆に教えてもらいつつですね。あとは、観たりするのも良いですね、私たちSCANDALさんがすごい大好きでライブの映像とか、もちろん、ライブにも行ったりして動きを見て研究しました。

LEONA 同じ動きを鏡の前で自分でやってみるとかですね。

KANA コピーバンドコンテストの時は「カッコいいからこれをやってみよう」と、HARUNAさんの動きを取り入れてみたりとかしましたね。

――コンテストでは他の出演バンドも振り付けはやっていた?

YOSHIKA ほとんど付けてなかったですね。

KANA キメの部分を合わせているぐらいで、演奏に集中しているバンドさんが多かったですね。

YOSHIKA 全員で揃えるというのは私達だけでした。

――そこがアドバンテージになってますよね。コンテストで優勝してメジャーデビューしたわけですが、環境は変わりましたか

YOSHIKA メジャーデビューして、リリースイベントで色んな土地に行かせてもらって、人との触れ合いがすごく多くなったことですね。もう毎日がワクワクして楽しいことがたくさんありますね。

AOI 友達の反応とか変わってきましたね。「この前CM観たよ」とか、「ラジオで曲聴いたよ」とか言ってもらえるとすごく嬉しいから、これからももっとそういうのが増えたら良いなと思います。

LEONA すごく励みになります。

KANA もっと頑張ろうと思えますね。

――どのようなガールズバンドになっていきたいですか

YOSHIKA 7人組ということで、今までにない新しいバンドになっていきたいと思っています。私達がSCANDALさんに憧れてバンドを始めたように、KANIKAPILAを観て中高生の男女問わずいろんな方が興味を持ってくれたら良いなと思います。KANIKAPILAというバンド名の通り「Let's Play Music」で「一緒に音楽を楽しもうよ」をモットーに、これからも沢山の場所で沢山の人と一緒にライブをしていきたいです。

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